内容紹介
よく人にアメリカに何年すんでいますかと聞かれますが45年になりますと話すと、どうして又そんなに長く?という質問が返ってきます。しかし、あまり難しく考えたことがないので、一言で答えを出すのは難しいです。そこで今回はこのことを特別に自分の立場から考えてみることにしました。
それは先ず第一にロスアンゼルスの気候が大好きだからです。次に自由にやりたいことを選択できるからだと思います。1人でいくつもの仕事を自由に選ぶことができ、他の人からも会社からもその事を止められたり、文句を言われることがない。つまり自分が一生懸命働けばそれなりの見返りがあり、働きながら学校に行くとか、資格を取って新しい職場に転職することも可能だからです。さらに年を取ってからの年寄りに対する優遇措置が多いことも気にいっている一つです。シニアになると公共料金だけでなくレストランでも、劇場や競技場のチケットでもシニアの割引をしてくれます。また、少し頭金を貯めると、だれでも自分の家を持つことが出来ます。税金の控除の優遇もありますから、家を買わなければ損ということになります。日本のようにある年齢が来たら働ける体力や気力があっても、定年ということで、仕事からはずされてしまいますが、アメリカでは定年は決められていません。“年だから・・・”ということで職場を追われたら逆に訴訟の対象になってしまいますので、自分の健康管理、労働意欲さえきちんと持っていればかなりの高年齢でも働くことができます。日本のようにおしなべてどの人も同じ・・ということはアメリカでは通用しません。そのその代わり、住んでいる地域は住民の賛否が影響します。例えば、高速道路が作られる、電車路線が架設されるといった住民に大きな影響を及ぼすことは、お役所が勝手に決めてしまうわけにはいきません。地域の人々の許可が必要になります。
こんなことが、私が四十五年もアメリカに住んだ理由です。とは言っても私はやはり日本人です。日本へ帰るときはうきうきした気分になりますが、ロスの空港に降り立つと、ふしぎにほっと心がやすらぎます。安堵の気持ちで一杯になります。日本を批判して見ている訳ではなく、日本の良いところでアメリカが見習わなければならないところも沢山あります。二つの国に住み、公平な目で両国を見ることができる自分の現状をありがたいと思っています。また私の経験から皆さんにアメリカをもっと知ってもらいたいとも思うのです。
この本の内容は、1.アメリカでもっとも大自然に触れることのできるグランド・サークルをキャンピングカーで友人と回り、楽しかった時のエピソード。2.アメリカで住むなら40数年の生活でいろいろな失敗を繰り返した経験が面白おかしく書かれている。3.長年積んだ運転の経験話はアメリカで運転するのに大いに役立つと思います。
まさに「キャンピングカーで行く西部四〇〇〇キロの旅と僕の滞米四〇年」は、私の半生を書き記しました。
著者について
ジョージ 遊佐(本名 満義)
1945年北海道に生まれる。
1969年渡米。旅行会社のガイド、運送会社での大型トラックの運転などを経て、1982年小東京の東京ゴルフクラブのマネジャーを10年努める。
メキシコ大地震の時、ロサンゼルスで古着を集めて送り大統領より感謝状をもらう。
ペルーで日系大統領誕生を機に援助のためアメリカで古着を集めてペルーに送り、フジモリ大統領より感謝状をもらう。
1993年から1998年 American Golf Association の専属インストラクターとしてゴルフを指導。
1999年からLAXのレンタカー会社に勤務、2008年退職。
その間二年間LAXでTravel Aidのボランティアに参加。
2008年よりリムジン会社に勤務。
2010年大型バス免許証取得、現在に至る