「螺旋」はおもしろかったんです。
だから期待しましたが、本作は主人公父子に共感できるか否か、がキメテです。
いい年こいてファザコンの呪縛からのがれられない息子と、人騒がせな天才画家の父・・・
ここまではいいとしても、彼らが「うなるほど金を持っている」という時点で、庶民の読書の楽しみは著しく減じられるでしょう(苦笑)。
絵画好きなのでイケるかな、と思ったのですが、美術業界のダークサイドを垣間見てかえって欲求不満がつのりましたし。
芸術って、なんなんでしょう?
著者が用意したラストのサプライズらしきものも、とっくに予測がついてしまっていたので、とほほ・・・ です。
しかし、アナタはまだ若いっ!!
今後も作品が精力的に邦訳されますように。
いつかは行くぞ、プラド美術館っ!!