キャンディは昔公開された頃、見てはいけないエロ映画的匂いがしていました。ほかに私は好奇心の強い女、というのもありました。
ですが、マーロン・ブランドが出ており、彼はおふざけも好きかもしれませんけれども、どういうつもりで出たのか見てみよう、と思いました。
内容は映画に関する限り、美しくちょっと頭の弱そうな純真無垢の高校生キャンディが、次々と出会う男たちにセックスの相手をさせられてしまう、というものです・・・
しかし、その男たちがすごい面々です!詩人のリチャード・バートン(風に吹かれている演出は、プリンスみたいだ!)、庭師のリンゴ・スター、軍人ウォルター・マッソー、医師ジェームズ・コバーン、忍者のようなカメラマン、なんとシャルル・アズナブール!、インドのグル、マーロン・ブランド、です・・・最後には病気で正気でないお父さん(ジョン・アスティン)とも!
だけど、みんな彼女の体が目当てで、庭師のリンゴは純粋に勘違いしたようですが、ま、お父さんは正気ではありませんが、ほかの男たちは、みんな現代社会の虚飾の部分を体現しているような職業で、きっとそれを痛烈に皮肉る部分があったんだと思うんですが・・・監督のクリスチャン・マルカンの手腕のせいでしょうか、ただの70年代風のちょっとした狂気を面白おかしく羅列するに、とどまってしまったようです。
この映画のできばえを見たときの、そうそうたる男優たちは、どうおもったことでしょう。
しかし、エヴァ・オーリンのキャンディは、白痴な美少女。彼女の純粋で頭が弱いことだけが、男を責めず、慰めるんだなー、という気がします。現実にはなかなかいません。
女優も、エルザ・マルティネリとかフロリンダ・ボルカンとか、出ています。