登録情報
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| 1. キャンディ |
| 2. シンス・アイ・フェル・フォー・ユー |
| 3. C.T.A. |
| 4. オール・ザ・ウェイ |
| 5. フー・ドゥ・ユー・ラヴ・アイ・ホープ |
| 6. パーソナリティ |
とにかく、タイトル曲がカッコいい。ジョー・スタッフォードやダイナ・ショアの歌でヒットしたおなじみのスタンダードだが、ここでは原曲の味わいとはまた違った軽やかな足取りで演奏しており、若さと小気味よさに魅了される。シナトラのヒット曲<4>もスッキリとした演奏だ。録音は58年。当時、リー・モーガンはニューヨーク・デビューからわずか1年後の19歳だった。56年に事故死したクリフォード・ブラウンにかわるトランペットの新星として華々しい脚光を浴びていた時代のみずみずしい作品だ。(市川正二)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これを聞かずして,
By ガブラ (兵庫県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: キャンディ (CD)
ワン・ホーンながら、そこはリー・モーガン、地味という感じではないですね。かといって、うるさいというのでもなく、いい感じ。サイドにまわった、ソニー・クラークの美しいこと!マイナー調全開のソニー・クラーク自身のリーダー作は、情緒たっぷりすぎて、あざといと感じることもたまにあるのですが、この作品では、少々抑え気味なのでしょうか、文句のつけようもないです。 表題曲の「キャンディ」もいいのですが、4曲目の「オール・ザ・ウェイ」も、何度聞いても飽きがこない、しみじみと聞いてしまういい曲です。かと思うと、3曲目の「C.T.A」では、マイルスとはまた違った感じで、突き刺さるような感じの元気のいい音を聞かせてくれます。 「サイドワインダー」をはじめとしたジャズ・ロックのアルバムは割りとすぐ飽きがきますが、この作品こそ、いつまでも愛聴できる名盤でしょう。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
青春のトランペッター、リー・モーガンのメモリアルワンホーン・アルバム,
By
レビュー対象商品: キャンディ (CD)
僕がジャズを聴き始めてすぐ、ジャズ・メッセンジャーズのレコードでリー・モーガンというやたらカッコイイ演奏をするトランペッターを知った。華麗でスリリングなソロはブルーで内向的なマイルスの対極のトランペットで、実によく楽器が鳴るテクニシャンというのが第一印象であった。しかし彼はまもなく(1972年)演奏中に銃で撃たれ、死んでしまったので、僕のなかでは現役のモーガンをほんのわずかしか知らないまま、文字通り青春時代の缶詰のような存在になってしまった。もちろん僕の青春時代という意味だけでなくモーガンの奏でる溌剌としたプレイが青春の輝きと危うさを感じさせたためである。モーガン唯一のワンホーンアルバムであるキャンディは、バイタルで瑞々しい感性を表現しつつも、20歳そこそこの若者の演奏とは思えない円熟した歌心あふれるフレーズが満載し、彼の天才ぶりを存分に見せ付けている。 シンス・アイ・フェル・フォー・ユー、オール・ザ・ウェイで聞かせるスタンダードの解釈の見事さやパーソナリティでのリラックスしたバランスの取れたアドリブなど聴き所がいっぱいだ。ところでバックを務めるのがソニー・クラーク・トリオというのがもう一つの聴き所だが、クラークもまた若くして他界したハード・バップの哀愁をたたえた名ピアニストであることは言うまでもない。そういえばベースのダグ・ワトキンスのロリンズのサキ・コロで名をはせたが彼も夭逝した名手であった。この時期のモーガンはドナルド・バードやまもなく登場したフレディ・ハバードといったポスト・クリフォード・ブラウンのトランペッターの中でも最もきらめいていたことは確かであろう。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
モーガン・プレイズ・スタンダーズ,
By tokyodriftwood (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: キャンディ (CD)
ナット・キングコールの小粋なバラードをミディアムデンポにアレンジしたキャンディ。躍動感溢れるアート・テイラーのスネア(ブラシ)に導かれて、トランペットのリー・モーガン(この時弱冠19歳)が登場。テーマをマイルドかつブリリアントに吹く。語尾に抑揚をつけたプレイが新鮮で瑞々しい。こういうプレイは、普通は嫌らしさが出てしまうのだが、若さ故か、腕が良いためか、まるでそうならない。次にソロをとるスウィンギーなピアノは、あのソニー・クラーク。すべてを語ることをしない控えめなプレイが憎い。彼は歌の盛り上げ方を実に良く心得ている。堅実なサポートプレイに徹するのはベースのダグ・ワトキンス。本当に息のあったカルテットによる見事な演奏と言える。何かの本によるとこのテイクは二つのテイクを繋げて作ったらしいが、もしジャズの教科書があれば絶対に載るだろう名演奏のお手本。スタンダーズで固めた本アルバムには、見るも華やかな艶やかさがある。この華がモーガンを大スターにもし、彼の命を短くもした。良い曲、良いアレンジ、良い演奏が詰まった最高のジャズ・スタンダーズ集だ。ブルーノートでは珍しいワンホーンアルバムだが、天才モーガンの実力を名伯楽アルフレッド・ライオンが認めた証拠だろう。
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