実は小学1・2年の頃隔月の様な形でりぼんを購入していたことがあった。
その頃大矢ちきさんの作品を目にしていたが、子供心に何だかユニークで
訳のワカラン作品だなあと感じていた。
70年代は少女マンガの世界に限らずバタ臭くて派手で濃い日本人離れした
容姿のタレントが雑誌にテレビに大活躍しもてはやされていた。
大矢ちきさんの作品もそんな時代の流れのひとつでそれに加えて描き込みが
凄く細かくて、ストーリーがギャグと抽象的で難解な作品が特徴だった。
はっきり言って当時はそれほど好きでは無かった、あんまり小学校低学年向きの
作品では無かった記憶が・・・・・。
(この文庫本では雪割草・いまあじゅが特に該当するが、現在見ても古臭く無く新鮮。)
それから20年以上の時間が経ち、少女マンガの歴史の本に大矢ちきさんの
りぼんで活躍していた頃の作品がカラーで掲載されていたのを目にした。
すばらしい・・・・・・その一言に尽きる、小学1・2年の頃が蘇った・・・。
この文庫本にエッセイを寄せた文月今日子さんの言葉のとおり同時代に
大矢ちきさんの作品を愛読した者は幸せだったのかもしれない?
漫画家としての活動期間は実質3・4年のわずかの期間だったのかもしれないが
日本の漫画界に多大な影響を残したと思う、デビュー作王子さまがいっぱいを
始めとした文庫本収録8作品はどれも貴重な遺産間違いない。