過去に数回、テレビでぼんやりは観ていたのですが、このたび集中して観ると思った以上に爽快で驚きました!
少し猫背気味になってジョン・トラボルタの車を破壊するシーン、戦慄するほど気持ち良い!!!
前半のイジメの場面では、女子ってああいう陽性のイジメ方しないんじゃない?そこは喜ぶんじゃなくて「触らないで!」ってなるでしょうに・・などと文句をたれていましたが、中盤になるとすっかりキャリーの味方、『ヒース・レジャーの恋のから騒ぎ』を鑑賞したとき同様、あの男の子、キャリーに惚れないまでも、好意だけはあってほしい、彼だけはキャリーを笑わないであげてほしい、などと、大体の粗筋は知っているにも関わらず、真っ正面からドキドキしました。ここだけ抜き出してラブストーリーあるいは青春ストーリーとしても成り立ちそう、ショックシーンにしか力を入れていない作品とは物語の力が違います。
終盤の殺戮は、これはもう、心地良い、の一言です!!
炎も血も照明も真っ赤で壮絶に美しい!!
キャリー役の女優さんは、顔立ちからして恐いのですが、冒頭では不快に近かった筈のその表情、ここでは迫力に満ちて凄まじくカッコ良く見えます!!
そして、その凄まじい殺戮シーンとあまりに有名なラストシーンが印象に強いため、すっかり記憶から抜け落ちていた親子対決ですが、母親は最後まで「自分の所有物」として娘を扱いますが、娘は母親をキリスト像になぞらえ・・・悲しくも良いシーン、不覚にも泣きそうになりました。
観賞後、こんな良い映画の、殆どを記憶に残さなかった、自分の感性を疑いました。どうせならラストシーンも忘れておけば良かった。飛び上がって驚きたかった。
ですがここを憶えていたお陰で、その後の「本当のラストシーン」も冷静に鑑賞、世の中で一番恐い目に遭う人は、悪人にも善人にも被害者にも加害者にもなりきれない「普通の子」かも・・・と思いました。
それにしても爽快でした。今度からイライラしたらこれを観よう。超のつく傑作です。