著者の明るく前向きな姿勢に助けられて読後感は悪くありません。軽い読み物としてならば十分に楽しめました。
国家公務員採用までの流れは全然知らなかったし、官庁の新人研修というのも未知の世界で興味深かったです。
少々不満に思ったのは以下の点
超難関試験・審査を突破して2年足らず、しかも"官僚"以前には社会人経験が無いと思われる著者なので仕方がありませんが、全編「(たいへん特別な人である)国一(国家公務員一種の略称らしいです)という人間でも(こんなに普通な)○○をする〜」というムードが溢れているのに、かなりしらけました。
高倍率の試験に見事合格されたのは素晴らしい能力だと思いますが、ある集団(超一流企業とか有名大学とか省庁とかある種の職業とか)に属しているということと、個人の資質は別の問題であると思っているので、全編「国一という特別な人間」を前提条件として書かれているのに違和感を覚えます。
著者は見下しているつもりはサラサラ無いと思いますが、"官僚"以外の公務員についての記述も「国一よりは劣った人間」を前提条件としているようで、「それなのに、こんなに素晴らしい人です!」的な表現は少々不快感を感じました。
びっくりマーク多用、今時風言葉遣いは若い娘さんらしいといえばそうですが、どうも物事の表面しか見ていないような印象を受けますし、物事にとらわれない超前向きな姿勢は感動しましたが≒独自の見解を掘り下げたりしない、という印象も受けました。