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キャラクター小説の作り方 (角川文庫)
 
 

キャラクター小説の作り方 (角川文庫) [文庫]

大塚 英志
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

あらゆる物語入門者へ贈る、物語の仕組み!
魅力的なキャラクターとは? オリジナリティとは何だろう。物語を書くための第一歩を踏み出すための12講。書き下ろしの補講を2講収録!

内容(「BOOK」データベースより)

キャラクター小説とは何か/キャラクターとはパターンの組み合わせである/架空の「私」の作り方について/キャラクターは「壊れ易い人間」であり得るか/物語はたった一つの終わりに向かっていくわけではないことについて/お話の法則を探せ/「世界観」とはズレた日常である/主題は「細部」に宿る/近代文学とはキャラクター小説であった あらゆる「作者」と「読者」のための最も実践的な小説論。

登録情報

  • 文庫: 357ページ
  • 出版社: 角川書店 (2006/06)
  • ISBN-10: 4044191220
  • ISBN-13: 978-4044191221
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 か、柄谷のかの字も…, 2009/7/11
By 
倒錯委員長 "今田祐介" (横浜市と夢半ば) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: キャラクター小説の作り方 (角川文庫) (文庫)
若者に上から諭すような柔らかい文体が相変わらず不気味な大塚英志なのであるが、東浩紀の
『動ポモ2』など、後のオタク評論に少なからぬ影響を与えたことは、言うまでもない本書。

本書の発端となるのは、キャラクター小説(ライトノベル)のある賞の選考委員が落選作品を
「オリジナリティのなさ」において批判したというエピソード。しかし、大塚英志にいわせれ
ば、その作品だけが保持する本当の意味での「オリジナリティ」なんて虚構であり、登場人物
だってストーリーだって、予めあるパターンの集積(データベース)からの取捨選択による組
み合わせにしか過ぎないのだ。
原作者でもある大塚は、自作をネタバラし的に解体していくことによってそれを論証していく。
自作の構築過程を事細かに叙述しているだけあって、これは説得力がある。

その勢いで大塚は、旧来の「文学」としての「私小説」、その「私」だってキャラに過ぎないと
いうことを白日の下に晒す……が、ここまでくればお気づきの方も多いかもしれない。
これは同じく評論家の柄谷行人が『日本近代文学の起源』ですでにやっていることとまんま同
じなのである(しかも田山花袋『蒲団』だけで「近代文学」を語っちゃうのはムリがあると思う)。
その先行する柄谷の論はしれっとスルーしているのが、この大塚英志という人物が正攻法なのか
そうでないのか、わからなくしているところ。
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 実際に書きたいのなら……, 2008/1/21
レビュー対象商品: キャラクター小説の作り方 (角川文庫) (文庫)
小説作法のようなタイトルですが、実際に書き手を目指しているのならば、はっきり言ってこの本は必要ありません。物語の創作という点に関しては、大塚氏の著書ならば『物語の体操』の方がはるかに実用的でしょう。
この本は、実作にもサラっと触れてはいますが、概ね著者の「ラノベ論」です。「ラノベ」と言われるジャンルがどういったモノか知りたい人には良いかも知れません。

著者は言います。編集者の見る目と作家の見る目は違う、と。
だからナンなんだ? って感じです。w プロとしてデビューしたければ、編集者の目に適わなければしょうがないんです。編集者は本を売るのが仕事であり、作家とは観点が違って当たり前です。
「いいや、俺は自分の道を貫きたい。好きなモノを書きたいんだ!」と言うのであれば、誰の目を気にすることもありません。
でもね、一番大切なのは、一般の読者の視点でしょう。ここを忘れてませんか? 小説というのは読む人ありきでしょう。読み手を気にしないのであれば、日記帳にでも書いとけばいいんですから。
さらに後半は、大塚氏の考える、ラノベは如何にあるべきか。ラノベは何を書くべきか。ラノベはどこに向かうのか。そういった話が占めます。

肝心の実作に関しては、小説もシナリオも漫画原作も一緒くた。たしかに、ある程度書いている者には、この3つはさして違う物ではないのですが、初心者にこの例の挙げ方では決して良い結果にならないと思うのですが……。

何より、私は講談社現代新書版を持っているのですが、角川で文庫化するに当たって補講なる2章が付け足されました。後から出すモノにオマケを付けてもう一冊買わせようとするような商売は好きじゃないので、星は2つにしときます。
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29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 いろんな意味で勇気は認めるが。, 2005/8/8
By 
落鳳坡 (益州) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
 題名通りに使える内容とはいいがたいので、内容に関しての星はゼロとしたい。一見、著者流の小説作りのノウハウを書いているように見えるが、彼の作品の詳細資料の公開がメインであり、書くためのエクササイズはほとんど他の本に丸投げしているので、題名通りの内容を求める人は買わないほうがよい。
自身の作品作りのノウハウを踏まえながら、著者が主張する物語消費論をわかりやすく解説した自己解説本だと言ったほうが的確だろう。
 
 しかし、その主張が、ライトノベル及び現代の一般小説(ひいては自分の作品)の存在価値自体を疑うような論調を含んでいるため、同業者と読者にケンカを売ったと言えなくもない。みんな、うすうす思ってはいるが、言ってはいけないことを言ってしまったような感じだ。逆に言えば、みんなそう感じているから、スカッとするところもあると思うのだが・・。そういうところが面白く、分かりやすく伝わっているのが本書の特色であり問題なのだと思う。
でも、作家(?)なら、言うべきことは作品で主張すべきだと思うよ?
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