個人的には面白かったものの、他人にお勧めできるかといえば疑問がつくので星3つ。
本作は、読み手を選ぶと思います。
絵からライトノベルの様な印象を持たれる人も多いかもしれませんが、
受けた感触としては、「ライトノベルを目指して、そういう体裁にまとめてみたSF」という感じでした。
ただ、SFらしいと言えばらしいですし、らしくないといえばらしくないです。はっきりと「これはSF」とは言いづらいです。
しかし、一応はSFであり、理屈の解説が頻発しますので、「活字はライトノベルしか読まない」
なんていう方は、読まない方がいいでしょう。たぶん、そういう方はこの作品どころかSFというジャンル自体を
面白いとは思えないでしょうから。
私個人としては、細々としたネタがツボでした。
例えば、作中に登場する組織、ネオ・ローマ帝国のエリート軍人は「黒シャツ」の着用を認められているとか、
同帝国の将軍が通称“ラッキー・ルチアーノ”であるとか。
学んだことは、一般人が想像しているよりも「宇宙空間戦闘は甘くない」ということ、
「人格(らしきもの)を備えた人工知能に戦闘をさせる危険性」の2点でしょうか。
特に後者は興味深い命題と言えるでしょう。