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キャピタル・フライト 円が日本を見棄てる
 
 

キャピタル・フライト 円が日本を見棄てる [単行本]

木村 剛
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

失政により未曽有の「資本逃避」が雪崩を打って始まる。迫り来る日本経済悪夢のシナリオ。

内容(「MARC」データベースより)

果たして低迷する日本に出口はあるのか? やがて日本からのキャピタル・フライト(資本逃避)が堰を切ったように始まる‥。次に来る未曾有の経済危機に警鐘を鳴らす。

登録情報

  • 単行本: 302ページ
  • 出版社: 実業之日本社 (2001/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4408104779
  • ISBN-13: 978-4408104775
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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50 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 ハルマゲドン経済論の決定版, 2002/3/28
レビュー対象商品: キャピタル・フライト 円が日本を見棄てる (単行本)
  本書は通貨危機=資本逃避が日本にも現実性があるといい、露呈されるのは、本書が通貨危機に対して誤解をしているという事である。通貨危機とは通貨当局が為替ターゲットの維持にコミットしている状況において、投機家がその為替維持の能力に疑念を抱いた時に生じる現象である。投機家の通貨攻撃で通貨当局が為替ターゲットを放棄すれば投機家は膨大な為替差益を得られるからである。通貨危機とはつまり固定相場制固有の現象である。また財政赤字の拡大自体は通貨危機とは関係ない。通貨危機に見舞われたアジア各国の財政状況が概ね健全だった事からも明らかである。つまり日本のような変動相場制においては一方的な資本逃避は起こりえず、資本流出が望ましくないという思い込みは本書に限らず根強いが、それは正しくない。むしろ日本のような貯蓄過剰国にとって、ある程度の資本流出は必要不可欠である。資本流出がなければ投資機会の乏しい国内に更に投資をするか、政府支出を増やすしかないのである。

本書が想定する危機に対し、提起する唯一の解決策は不良債権処理である。これまでと違い、既存の不良債権さえ処理すれば問題が解決されるかのような見通しは致命的なまでに楽観的である。そこには資産デフレを通じた企業、銀行のバランスシートの悪化という不良債権を拡大させてきたメカニズムがまったく看過されている。日本経済は危機の最中にあり、危機は妄想の温床である。本書で説得されたと感じた読者は彼らの冷静さを疑ってみたほうがよいだろう。

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48 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 トンデモ本の見本, 2002/1/4
By カスタマー
レビュー対象商品: キャピタル・フライト 円が日本を見棄てる (単行本)
まるで夕刊新聞やスポーツ新聞を読んでいるような、質の悪い表現と理論的に間違った独り善がりの説明に終始している本。
著者は名目金利と実質金利の区別がついていなようだ。
また、「マーシャルのk」の理解が明らかに間違っている。

こんな調子だから、「過剰流動性」(と著者が思い込んでるもの)が発生していてもインフレがなぜ起きないかの説明ができないでいる。(正解は、過剰流動性がそもそも発生していないから)
トンデモ本の見本としてご一読を。

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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 国家のバランスシート、国債と不良債権の解析, 2005/2/20
レビュー対象商品: キャピタル・フライト 円が日本を見棄てる (単行本)
 リスク管理と会計戦略を得意とする木村氏による経済破綻の警句論集である。キャピタルフライトとは経済破綻によって、日本に集まった外貨や円が国外に流出する事を表現している。本書は、前半が日本の経済が抱えている実態と潜在的リスクを正確に指摘し、後半ではその現実から想定される将来の経済破綻のシナリオを記している。

 まずは得意の会計のマクロな視点で日本のバランスシートを試算し、決算報告書として明らかに債務超過になっている事実を具体的金額で指摘する。債務超過の状態の中で、(確か大平内閣で)特別に発行した赤字国債の発行が既成事実化して、年々かさんで行く事に危惧する。いささか飽きれた事に満期の国債の返金には借換国債を発行して、自転車操業・問題の先送り状態であった事を知った。

 不良債券についても、不良債券政策の大きな問題点を指摘している。正しい不良債券の処理は会計の基本通り、貸倒引当金として負債に計上(結果として自己資本が減少)して、資産と資本が等しくする、間接償却である。 ところが金融当局の提唱した直接償却論では不良債権の回収をあきらめて、バランスシートから切り外して、不良債券を無くす事が目的となって、結果として、会計が経営の正しい実態を記述していないという、会計基本の無視であると指摘している。更にマクロな視点では仮に不良債権を他社に売却してしまえば、会社単体では不良債権が無くなったように見えるが、日本経済全体では不良債権がババぬきのように移動しただけで本質的解決していない事を指摘する。

後半の経済破綻のシナリオについてはレビュアーは予測否定派のためノーコメントである。

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