値段も値段であり、この大きさなのでそれなりの質と制約を想定して購入したが、どうしても気になる点、許せない点があった。
1つは、フィルムをスキャンする際に、「SCAN」ボタンを押し、更に「ENTER」を押す必要があるという点。
最初は気にならなかったが、この二度手間は製品化以前に改善できる点なだけに、残念。
2つは、フィルムを読み込む際に、どうしても端が画面から切れてしまう事。
つまりスキャンをする前にトリミングをしていることになる。
正直いくら構図を考えて撮影してもスキャン時にこうなっては全てが水の泡だ。
これはどうしても見過ごせない点ではないだろうか。
結論から言うと、軽量で持ち運びが容易であるという点を除いて、購入を勧める理由が見当たらない。
半世紀前だったら、「カメラ初心者向けに」と言えただろうが、このデジタル主流の時代にあえてフィルムを選択する人間に、それを言うのもおかしな話だ。
フィルムを愛用するほとんどの人間が、カメラ・写真好きであり、それなりのこだわりがあるだろうから、個人的にはこれを勧めたくないというのが本音である。
僕のように日本を離れていて、その間でもフィルムスキャナーを使いたいと考える人にはその軽量故、「そこそこ」勧められる。