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5つ星のうち 4.0
かえってリアル,
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レビュー対象商品: キャパ その死 (文春文庫) (文庫)
沢木耕太郎が「読み物としてのノンフィクションというより、学術的な研究書といった色彩を色濃く持っている」と、その翻訳にあたった苦労を書いているが、読み終わってみると、私的感情が入っていない分、戦争写真家の悲劇がリアルに伝わってくる本だった。恋愛はいつも尻切れトンボ、家庭を持ちたいという願望へも踏み切れず、仕事へも悩み、地雷を踏んで、あっけなく死んでしまったことが、幸せだったのか、不幸だったのか、その膨大な資料をもとに、淡々と書かれた本を前にして、それぞれの読者が、それぞれなことを思う、その判断にすべてをまかせるのが、もしかしたら、著者の狙いなのかもしれない。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
天才の周りには天才が・・・,
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レビュー対象商品: キャパ その死 (文春文庫) (文庫)
伝記を読むと、その人の偉大さや才能に刺激を受け頑張ろう、と思ったりしてしまいます。とても及ばないとは知りつつも・・・。本3部作は、キャパの魅力や勇敢さや才能に刺激をうけるのはもちろん キャパの周りには本当に面白い人が多い。 個人的にはキャパの最も愛した女性、ゲルダ・タローが印象的でした。 彼女の勇敢さ、独立心、才能、美貌もキャパを通して描かれています。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
乱世の英雄,
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レビュー対象商品: キャパ その戦い (文春文庫) (文庫)
キャパで思い出すのはやはり1944年6月6日、D-dayのその日、オマハビーチにおける「ちょっとピンぼけ」な兵士を撮った写真だろう。あの弾丸が飛び交う前線で兵士より「前方」で(つまりより危険な)写真をとる彼を時代は名声をあたえた。スペイン内戦での有名な写真といい、より危険な地域をもとめていたのだろう。「ライカでグッドバイ」の沢田教一もそうであったように、「もっと良い写真」を求めると、より危険な行動をとるようになる。キャパは平和な時代の英雄ではなく、乱世の時代が生んだHEROといえるだろう。
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