内容紹介
▼第13話/魔球の秘密▼第14話/計算違い?▼第15話/GAME SET!!▼第16話/その名はウィザード!!●主な登場人物/寅島球地(とらしま・きゅうじ。強肩と鋭い分析力を持つ、トム・キャッツのルーキー捕手。司令塔としての才能を見出され、開幕から正捕手に抜擢される)、三ケ月心(みかづき・しん。通称ミケ。母親の病気のためにプロ入りを決意し、寅島と共にトム・キャッツに入団。トルネード投法をマスターし、打者の視界から消え落ちる鋭いカーブを武器にする)●あらすじ/大和トム・キャッツと南部ペガサスによる、シーズン開幕戦。5対4とペガサス1点リードで迎えた8回裏、トム・キャッツのマウンドには未知数の力を持つルーキー、ミケこと三ケ月が立った。ミケは打者五人に対して二人を四球で歩かせたものの、他の三人は全て空振り三振に斬って取る。しかもバットには全く触れさせていない。球種はなんと全てカーブ。ペガサスの打者たちが「ボールが消えた」と評するほどの、鋭い切れ味を誇る必殺のカーブだった(第13話)。●本巻の特徴/「いかに打者の目の近くで変化させるか」というコンセプトで投げ込まれるミケのカーブ。危険球のような軌道で、右打者の顔面目掛けて飛んでくるボールが目元で突然変化し、外角に決まる。「ウィザード・ドライブ」と名付けられた、この右打者専用の強烈なカーブを武器に、ミケは好投。変化球はカーブしかないものの、寅島の絶妙なリードでミケはピッチングの幅を広げ、ペガサスを押さえ込む。試合は9回表に加縫のツーランで逆転したトム・キャッツがそのまま逃げきり、8年振りの開幕戦勝利をものにした。これで勢いに乗ったトム・キャッツは、開幕ダッシュに成功。毎年最下位が定位置だったチームが、シーズン序盤2位と健闘する。投手、捕手と打者の駆け引きがリアルに描かれ、野球の心理戦の妙が伝わってくる、読みごたえ十分の第20集。●その他の登場人物/水原(トム・キャッツの監督。昼行灯と呼ばれるぼんやりした人だが、内心では色々考えている)、雄根小太郎(おすね・こたろう。制球力はないが、160 キロの豪速球を武器にするエース)、重吉建(しげよし・けん。ルーキー。ポジションはサード。社会人時代は左右共に4割以上の数字を残した、完成されたスイッチヒッター)、ハッチ・ボーンズ(助っ人外国人選手。封印していた一本足打法を解禁、長距離砲として復活)、神童(ストッパー。
出版社からのコメント
プロ野球・万年最下位チームのトム・キャッツは、優勝しなければチーム解散の危機に大発奮!! 優勝できるか?……そして、新人たちの活躍は!?