コンスタントに出版されつづける新田作品。その中でも霊感探偵倶楽部シリーズと同じようにシリーズタイトルが何冊かごとに変わるシリーズ。正直言ってシリーズタイトルが変わる理由がいまいちわからんが・・・。
登場人物の将と悠次の恋に似た友情関係も相変わらずです。
今回はどこにでもありそうなありふれた事件に巻き込まれます。
人間の誘拐と子猫の誘拐がたまたま同時期に発生してしまいそれの解決に乗り出すというもの。実際に誘拐が起こったのは子猫のほうだけで人間の方はちょっとした家出・・・というかちょっと親に嘘ついて遊びに行ったら親が大騒ぎして大変なことになってしまったという正直どこにでも転がってそうな話。子猫のほうも近所の子供が人の家の庭にいたのを勝手に拾ったために誘拐となってしまったというのでこれまたよくある話。正直人間の親のほうの馬鹿さ加減にはちょっとムカッとしてしまったが。
今回のおもな活躍は怪猫タマ。タマはやっぱりやさしい。病気の親猫のために子猫を探してやってほしいと要求する姿は「よっ、姉御」と思ってしまった。反面、人間に対するちょっとした反撃は私なら絶対に拒否するところだ。あんなの枕もとに並べられたらと思うだけで・・・。
このシリーズはどちらかというと一昔前のコバルトのライトユーモアミステリーをどこか髣髴とさせる作品だと思う。