明るさを文字で表わすのは不可能だけど、「5本の蛍光灯で照らされた室内で、HL-EL540のハイビームが作る光の道の上には、ダイヤモンドダストのように踊るチリ・ホコリの粒子がくっきり浮かび上がって見える(=映画館の映写室にいるみたいな感じになる)」ということ、「太陽サンサンの真っ昼間の屋外で点灯したエコノム・フォースのハイ・ビームは、10メートル先からでもギラギラ光ってることがはっきり確認できる」ということ、この2つだけ書けばもう、わかる人には十分でしょう。
もう一つ気になるバッテリー回りについて書くと:
*"RC"型番の「充電池モデル」と「無印HL-EL540」とでは、本体構造は同一、相違は唯一「専用バッテリーチャージャー+充電池(GP2300mAh)四本」の有無のみ・・・無印モデル買った後で、オプションとして充電器+充電池を買えば"RC"と同一モデルになる・・・けど、専用充電器はコンセント接続金具が垂直に立ったまま引っ込まない「非携帯性・室内据置型」なので、泊まりがけのサイクリングへの携行には全く向かない=エネループとかの充電池+スマートな充電器を別途用意した上で「非RC型番の無印HL-EL540」を購入するのが、賢い選択になると思います。
(後日追記: 夜道での電池切れは怖いけど換え電池4本常時携帯するのはイヤだから、自室のコンセントにこの充電器差しっぱなしにしておいて、ナイト・ライドから帰ったら即HL-EL540を接続しての継ぎ足し充電を習慣にする、という使い方であれば、"RC型番"の購入も悪い選択ではないかもしれません。2千円近く割高になりますが、2300mAh充電池4本+専用充電器の値段としては妥当なところでしょう・・・ライトとしてこき使うだけでもかなり加熱するエコノム・フォースに、充電器としての汗かき仕事まで背負わせると寿命が縮まりそうなのが、少々気になるところではありますが)
*エネループ・プロ(=2400mAhで、"RC"型番に付属する充電池GP2300mAhより大容量のものを、購入直後の非充電状態で使用)でのハイビーム連続照射実験では、約4時間半で「バッテリー残量減警告灯」が点灯して強制的に「ロー」にダウン(これ以降「ハイ」は使用不可、使えるのは「ロー」と「フラッシュ」のみ)。しかしこのライトは基礎体力抜群なので、ロー・ビーム状態でも大方の(それもかなり明るい方の)ライトのハイビーム以上の照射力で5時間程度までは十分ギラギラ光り続けてくれる・・・5時間半ほどになるとさすがにバッテリーにもバテが来て「普通の懐中電灯並み」の光になる(6時間超えると光源直視しても平気な蛍の光みたいに弱々しい状態になる)ので、大容量(=2300mAh以上)充電池の替え時は「5時間」が目安になるでしょう。
(・・・後日追記: きちんと満充電状態のENELOOP PRO2400mAhでハイ・ビーム連続照射時間を計測しなおしたところ、battery-low警告灯点灯まで6時間16分: 最初のレビューでは 約100分間 過小評価していた計算になります)
*市販のアルカリ乾電池だと「ハイビームで2時間しかもたない」みたいなことがCATEYEのサイトには書いてあるけど、まぁこれは商業的逆hypeともいうべき過小評価であって、実測値ではアルカリ乾電池ハイビーム連続照射時間は3時間半、バッテリー残量不足警告灯が点いてロービームに強制移行してから4時間超まではかなりギラギラ、5時間台になるとさすがにバテバテの「懐中電灯並み」になるけど、6時間以上経過しても一般のダイナモライト程度のロービームは健在だから、おまわりさんに呼び止められるような無灯火走行チャリンコ状態にはならずに済む・・・おおざっぱに言えば、「アルカリ乾電池の持続時間は、大容量充電池マイナス1時間」(後日修正: マイナス2時間半)と思えばいいでしょう。
・・・という感じで、普段使いには「2300mAh以上の(任意の)充電池を(任意の)充電器でフルチャージして使用」すればハイな明かりで街灯もない夜道でも(5時間近く)恐るるに足らず、出先でバッテリー切れに陥っても「コンビニでアルカリ乾電池4本調達すれば4時間近くは夜道をギラギラに照らし出して走り続けられる」、そんな「闇夜の底に潜む前方障害物を照らし出すための頼れるサーチライト」が「エコノム・フォース」であって、「元から明るい都会の道で"はぃ、すいません、自転車通りますぅー"と自己主張するための識別灯」とは別世界の照明器具と言えるでしょう・・・この性能を考えれば、五千円で手に入る
キャットアイ HL-EL540 エコノムフォース 乾電池モデル ヘッドライト(無印=非RCモデル)・・・そのコストパフォーマンスは(4000カンデラという超絶的数値に匹敵するほどの)並外れたスゴさだと思います・・・大震災以来の節電モードで夜道がめっきり暗くなった今の日本にあって、多くのサイクリストが待ち望んでいた理想の一品に近いと思いますよ。