鑑賞後、非常にむず痒くなった。
ストーリーは単純。仲良し3人組みが夏休みを湘南で過ごすためにやってくる。
ふとしたきっかけでサーフィンを始め、主人公が一人の少女と出会い恋をする。
挫折もなければ登場人物の背景も薄いので、3人にとっては特別な夏だったのかも知れないが、端から見ている人にとっては「へー」という程度のもの。
唯一、ショップ店長(竹中直人)の背景だけは描かれるが、そこから話は広がらず深まらずで話が進んでいく。
青春映画として共感できる部分はほとんどない。最後に仲良し3人組の1人が「信頼できる大人もいるというのが分かった」みたいなことを言うが、それまでに大人不信という描写がまったくないので、唐突に何を言うんだと思わず吹き出してしまった。コンセンサスというにはあまりにも陳腐すぎやしないか?
サーフィン映画としても「スポーツ=勝負」という形式をサーフィンに当てはめると痛い話になるという典型で、台風の日に勝負なんてどこかから借りてきた話のようでむず痒さ倍増。
勝負なんてことを意識してサーフィンしてる人なんてほとんどいないと思う。
正直、勝負などせずにひと夏を通してサーフィンや周りの人々との交流を通して少年3人達が内面的に変化したことを細かく描写したほうが楽しめる作品になったような気がする。
サーフィンに対する描写も青春映画としての味わいも薄味すぎて残念だった。
サーフィン系青春映画を観たい人には「ローカルボーイズ」をお勧めする。
加藤ローサと坂口憲治のサーフィンがちょっと見れたので星2つということで。