須藤元気待望の初小説!
格闘技という小説としては珍しいテーマながらもそこは元現役格闘家。彼にしか表現できない細かな精神描写で、格闘技の楽しさや魅力を存分に伝わってきました。格闘技ファンならずともその緊張感や高揚感は十分味わえるのではなかろうか。
初めということで得意テーマの格闘技を選んだのかもしれないが相変わらずの文才で他テーマでの小説も十分期待できるこれからを感じさせる一冊でした。
同じくお得意の哲学やスピリチュアルな面もふんだんに盛り込まれていて、彼らしい表現方法にいちいちニヤリと笑ってしまいました。
セクシャルな面や幻想小説的な一文もあり、何だか村上春樹の作品を彷彿とさせる感もありましたが、初小説にしてこの完成度はやはり素晴らしいの一言。
よい買い物でした。これからに激しく期待。星5つ。