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歯科医院の経営が難しさを増している。医療の高度化などを背景に、独立には設備投資などで多額の資金がかかる一方、同業者間の競争は激しくなるばかりだからだ。腕さえよければクライアントである患者がいくらでも集まる時代は終わった。本書巻末の歯科医座談会によれば、経営難から閉院に追い込まれるケースもけっして珍しくないという。本書は、そんな「お金の問題で悩むドクター」に向けたわかりやすい参考書だ。経営コンサルタントである著者は、小規模事業を営むうえで必要不可欠なキャッシュフロー経営の仕組みを、図解をまじえてわかりやすく説いていく。
キャッシュフローとは、文字どおり経営におけるお金の流れの全体像のこと。著者によれば、利益目標から逆算し、人件費など固定費の構造を分析し、目的ごとにきちんと予算化していくことがキャッシュフロー経営のポイントだという。入ってくるお金と出て行くお金のバランスが妥当かどうか、問題があるとすればどこから手をつけて改善をすればいいかを日常的に意識する。最終的にはそんなシナリオをオープンにすることにより、スタッフ一丸となった目標達成が可能になるというわけだ。
いうまでもなく本書は、直接の読者対象として想定されている歯科医以外の業種の経営にも大いに参考になる。随所に読者みずからが書きこむ欄を設けたワークブック形式になっており、読んで理解する本というより、実際に使いこなすツールというスタイルがとられているのもユニークな特徴だ。キャッシュフロー経営は、あくまで「お金にしばられない」経営を実現するための手段にすぎない。目指すべきビジョンの実現という原点に常に立ち返って読み進められるような構成上の工夫もこらされている。(松田尚之)
内容(「MARC」データベースより)
需要のバランス、崩壊寸前の保険制度…。歯科医院の経営状況が非常に厳しい現在、お金に悩まされず医療に専念したい歯科医師へ、どのように組み立てて考えていけば目指す医院経営を実現できるかを指南する。
著者 和仁 達也, 2003/07/27
どんぶり経営から脱したい小企業経営者のための、日本一分かりやすいキャッシュフロー経営
この本は、対象を歯科医院にしていますが、実は社員数10~20名の小規模企業であれば、ほぼ同様に参考にして頂ける内容です。
「どんぶり経営から脱するために、実践的な本はありませんか?」
と聞かれた人たちに推薦できる分かりやすい本がこれまであまり無かったので、自分で書いてしまいました。
4,000円という価格は本を買うには気合がいると思いますが、それ以上の価値を保証します。年間200万円以上の顧問料を頂いて行っているコンテンツを惜しみなく披露しているので、実践しながら読めば、 割安であることを実感されることでしょう。
本気でどんぶり経営を脱出したいと決意される経営者には、これほど実践的な本は他にないと思います。
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