著者のデビュー単行本。
イラストは繊細でキレイ。久しぶりに大ヒットの絵柄でした。
ストーリーもとても繊細で、十代の恋の苦しさと、幸せなひとときを切り取ったものになっています。
表題作は高校の同級生の二人が友達から恋人へと変化し、相手を想うあまり不安になったり怖くなったりしながらも幸せを育む甘酸っぱい物語。片瀬の小鶸を包み込む様な優しさが印象的。
そして、短編が2つ。
血の繋がらない兄弟となった2人。相手に知られてはいけない気持ち。身代わりの様に体の関係を続ける先輩。3人の苦しい三角関係はどこまでも切ない。
幼なじみの2人の恋は相手を暴力で縛ることでしか繋ぎとめられないと思ってしまう不器用な恋の物語。
とてもオススメの一冊。デビューコミックとは思えないほど、ストーリーもイラストもしっかりしていました。次回作も期待大です!