めがねをかけたヒロインの作品は数多いが、
真性のめがねっ娘好きが述べる「かくあるべき」的な論点について
この作品は変態的に突出している。
主人公である南雲三成は、いち登場人物の立場を超えて
読者にめがね美論をとことん説きつくす。
その発言には一切の曇りや歪みが感じられない。
志を同じくする者には真っ直ぐ過ぎる正論に興奮と恍惚を覚え、
志を異にする者には狂気と恐怖を感じることだろう。
簡潔にまとめると、バカで(めがねに対して)変態な人達が暴れる話。
理解できる人は「あるある」とうなづきながら笑える作品だが、
理解できない人にはとことん理解してもらえない作品にも思える。
限界を超えたら「ああバカだなぁ」と軽く笑い飛ばしてもらいたい。
巻末に「南雲クンの正しいめがねの上げ方講座(完全版)」が
収録されているので、めがね使用者は男女問わず
正しい上げ方と動作名称(作者命名)を覚えておけば
損はない…かもしれない(たぶん得もない)。