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キマイラの新しい城 (講談社文庫)
 
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キマイラの新しい城 (講談社文庫) [文庫]

殊能 将之
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

事件発生は750年前!古城の密室に石動戯作が奇抜な演出で挑戦する!
この話を書けるのは殊能将之の他にいない!
「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊に取り憑かれた!? 750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作(いするぎぎさく)も中世の人間のふりをして謎に迫る。さらに、現実にも殺人が! 石動はふたつの事件を解明できるか!?


--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は、殺人事件に遭遇する。嫌疑をかけられた江里が向かった先は…。ミステリの枠に留まらない知的エンタテインメントの傑作。

登録情報

  • 文庫: 480ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/8/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062758172
  • ISBN-13: 978-4062758178
  • 発売日: 2007/8/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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殊能節炸裂 2004/11/3
By rosso
形式:新書
この話は殊能将之しか書けない!のキャッチコピーどおり。他の誰にも似てない話を読みたい人にはおすすめしたい。ただし、心の広い人に限るかも(笑)。文章も巧くて、すいすい読めるので物語を楽しみたい人にはぴったりではないでしょうか。最後の最後でちゃんとミステリーになっているので手前で怒って投げるのはなしで!
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この作家の作品は、本格でありながらどこか斜に構えている風に見える。
それでいて例えば法月氏の作品に見られる、皮肉というか自虐的な暗さは見受けられず
極めて自然に、あるがままに受け入れているように感じられる。
他の部分でもだが、シリウスな部分を剥き出しにする事なく、オブラートに包んで軽く見せる手腕も、時に強引だけれども上手いと思う。

本作でも、亡霊の「自分を殺した犯人を見つける」といった何とも依頼な依頼を軸に話は展開していく。
750年前の外国人から見た「東京」の描写というのも面白く、また比較するように書かれている千葉県在住の刑事から見た東京の描写も興味深い。

前知識が無い上で語られる十字軍の話が、正直ツライかとも思うが、非常に楽しめる作品。
本格といっていい作品だが、「狭義の本格」しか楽しめない人には、「黒い仏」同様キツイのかな。

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17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 今回紹介するのは、「キマイラの城」という殊能将之さんの本です。
 二年前に講談社ノベルズから出ていたのがめでたく文庫落ちした本です。殊能さんは、ある意味当たりはずれのものすごくハッキリした作家さんで、面白い本は面白い、イマイチだなと思う作品はかなりハッキリとしている人なのですが、この「キマイラの城」はかなり面白い方の部類に入るかと思います。
 ジャンルはミステリで、主人公は石動という探偵。彼の作品にはよく出てきます。ただし、この石動探偵は実際の探偵としての腕はそこそこといったところで、助手のアントニオくんの方がなかなかの腕利き。ホームズとワトスンが逆という趣向で、例えていえばエリザベス・フェラーズの「猿来たりなば」などと同じです。
 ただ、役割配置のことは今までの殊能作品を読んだことがある人ならおわかりのことなんですが、彼の作品においては、前作を読んでいないとわからないなんて事はないのでそのまま読んでもらっても大丈夫です。
 さて。
 今回その石動探偵のもとに舞い込んできた依頼は、とある殺人事件の謎解き。しかし、石動が勇躍現場に赴いたところ知らされたのは、その事件は750 年も前のもので、依頼主は群馬の山奥に建設されたとある中世ヨーロッパをモチーフにしたテーマパークの重役でした。重役が言うには、ある日を境にそのテーマパークの社長が、自分のことをそのテーマパークに作られたお城の城主であり、自分は750年前にこの城で殺された。ついてはその謎を解いて欲しいといっているというのだ。確かにお城そのものは、できあいの新建設ではなく、ヨーロッパにあった城を解体して日本に運びくみ上げたもので来歴は確かである。
 しかし、死後 750年、そんな時代の謎解きが果たしてできるのか?
 というよりは、本当に社長の中には750年前の城主がいるのか?
石動はわけのわからない依頼に頭を痛めつつも推理を開始します。彼に与えられた時間は僅か一日。そして、謎解きの終わりに起こるある事件はさらに事態をややこしくします。果たしてことの顛末と真相は??
このお話、樽井的にはとても面白かったです。そしてミステリ読みの僕ともあろうものが、途中の部分ではあっけなく騙されてしまいました。しかもあまりに馬鹿馬鹿しいトリックに。楽しくて、それでいてよくプロットが練られていて、それでもって面白くて。何もいうことはなく楽しめます。ミステリ嫌いの人もどうでしょうか? とおすすめの一冊です。
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投稿日: 2008/7/5 投稿者: 志村真幸
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デビュー作「ハサミ男」以来、一作毎に作風を変えて読者を楽しませる作者が、750年前のフランスの古城での密室事件、その事件の被害者の霊が憑依した男が社長を務めるその... 続きを読む
投稿日: 2008/1/14 投稿者: 紫陽花
ミステリとしてはイマイチです
結構面白かったですが、ミステリとしてはイマイチに感じました。

750年前と現在で2つの殺人事件(と思われるもの)が出てきますが、... 続きを読む
投稿日: 2006/6/26 投稿者: 夙夜 健
正統派アンチ・・・
十字軍に参戦した騎士の亡霊が、現代のテーマパーク社長にとりついた!?自らの死の謎を解き明かしてほしい... 続きを読む
投稿日: 2006/6/5 投稿者: paramore
本格ミステリの骨格に大胆な肉付け
探偵に刑事、騎士の亡霊と視点をザッピングしながら事件を負っていく様が単純に楽しい。750年前の事件を、被害者の証言を元に負う姿はなんともユーモラス。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/19 投稿者: yamamusi
またまたブラックなミステリー
『鏡の中は日曜日』と『黒い仏』の中間くらいのブラックさ。
中世の騎士の幽霊が自分が住んでいた城を移築したテーマーパークの社長とりついた。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/30 投稿者: レグルス
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