13フェイズ理論というのに基づいて、面白い映画とつまらない映画の見分け方の見解を述べています。
ものすごくざっくりした説明ながら明快でわかりやすく、映画を見るときの、一つの見方として覚えておくとよいかもしれません。
有名な作品を例に上げながら平易な文体で理論が語られているのであっさり楽しく読めます。本の厚さも絶妙です。ちょっと物足りないかもしれませんが。「映画を見て喋りたいんだけど、どう喋っていいかわからない・・・!」という人にオススメです。特に私は「アマルフィ」の項について眼から鱗が落ちました。「なるほど、だからつまらなかったのか!」と。言葉に出来なかったもどかしさが氷解した瞬間でした。
もちろん、この本で述べられている理屈が全てではないし、この本で述べられている「面白さ」を「面白い」と思わない人もいると思うので、自分でこの本で述べられている理屈に当てはまらない「例外」映画を探してみるのも面白いかもしれません。(私は王道映画が好きなのでこの本はものすごく気に入りました。)
自分で物語を書くとき、ストーリーの基軸を確認する作業に使ってみるのもアリだと思います。