発明の好きな小学生が、先祖の遺した書物に記された発明品を復元して活躍する、1話完結のSF(?)作品です。第1話で製作した人格を有するロボット:コロ助が狂言回しとなって話を盛り上げます。第1巻では、1974年から77年まで月刊誌「こどもの光」に連載された全40話のうち、前半の20話を収録しています。
この作品はアニメが成功し、88年から96年まで長く人気を博しながらもF先生の連載は再開されず、代わりに原作のアシスタントを務めた田中道明さんが「新キテレツ大百科」を連載しました。そのため、アニメ版の物語の大半がF先生の原作には存在しません。本巻に登場する発明品の名称を列挙しますので、印象に残っているあのお話が収録されているかどうか、参考にしてください。
01 からくり人間(コロ助)
02 脱時機
03 しん気ろう鏡
04 亀甲船
05 聞き耳ずきん
06 航時機
07 かべぬけ服
08 千里鏡、昇月紗
09 夢遊境(空間交換機)
10 分身機
11 冥府刀(異次元への扉を開く)
12 一寸法師
13 召し捕り人
14 地震発生機
15 からくり生物台
16 潜地球
17 粘土水
18 うらみ糖
19 ラブミ膏
20 天狗の抜け穴
1話が15〜20頁とF先生の小学生向け作品としては比較的長く、ドタバタにとどまらない読み応えのある物語が少なくありません。たっぷり楽しめると思います。なお、解説は田中道明さんです。