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キッド・ピストルズの妄想―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)
 
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キッド・ピストルズの妄想―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫) [文庫]

山口 雅也
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

塔から飛び降りたはずの学者の死体が屋上で発見され、塔の下には別人が死んでいた!?(「神なき塔」)、ノアの箱舟を再現し、大洪水に備えようとした男が変死する事件の意外な真相(「ノアの最後の航海」)、死体となって見つかった後消失した当主のものと思しき首なし死体が発見された庭園(「永劫の庭」)。謎解き興味の横溢する傑作中編三編。

内容(「BOOK」データベースより)

塔から飛び降りたはずの物理学者の死体が屋上で発見され、塔の下には別人が死んでいた…!?(「神なき塔」)、ノアの方舟を再現し来たるべき大洪水に備えようとした男が変死する事件の意外な真相(「ノアの最後の航海」)、死体となって見つかった後消失した当主のものと思しき首なし死体が広大な庭園の中で発見される…(「永劫の庭」)。謎解き興味の横溢する傑作中編3編を収録。

登録情報

  • 文庫: 422ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2000/04)
  • ISBN-10: 4488416039
  • ISBN-13: 978-4488416034
  • 発売日: 2000/04
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 86,403位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本格ミステリの短篇や中篇は、大抵推理の骨格だけ書きました、というようなスカスカのモノが多くて辟易するけど、この作品集中の中篇はどれも、深みを持ちつつ、本格の結構もガッチリと押さえている。
ゼイタク感の高い一冊。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
◆「神なき塔」

  塔から飛び降りたはずの反重力の研究者が屋上で死体と
  なって発見され、一方、塔の下では別の人間が死んでおり……。

  「重力」に異常な執着を見せる研究者がたどり着いた逆説的帰結こそ、
  作品のテーマでしょうが、議論を重ね、仮説をどんどん上書きしていく
  濃厚な解明パートも面白いです。特に、綱渡りなメイントリックが秀逸。

◆「ノアの最後の航海」

  聖書根本主義を深く信奉したため、ノアの方舟を再現し、
  来るべき大洪水に備えようとしたノア・クレイポールが、
  彼と対立するいとこのクレイポール博士と一緒に変死した。

  しかし、ノアの遺産は、八人の相続人が揃っていなければ、
  全額寄付されるため、金銭面での動機を持つ人間はいない……。

  宗教家の信仰と学者の論理の対立が描かれるとともに、それを俯瞰で
  見下ろし、操る黒幕の存在がキッドの推理によって明らかにされます。

◆「永劫の庭」

  ラドフォード伯爵邸の壮麗な庭園で行われる「宝探しゲーム」。
  しかし、当の伯爵は前日から行方不明となっており、その生死も判然としない。

  そして、キッド達が宝探しの果てに見出したのは、宝物
  ではなく、伯爵のものとおぼしき首なし死体だった……。

  西欧庭園の特徴や変遷が解説されながら行われる宝探し
  には、作品の主題とかみ合った幕切れが用意されています。

  また、ミステリの仕掛けとしては、首切りのホワイダニットが秀逸です。

  本作で展開されているのは、それまでの二篇で見られた狂人
  の論理ではなく、無用の論理と呼ぶべきものだと思いました。

  
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庭の話 2010/2/14
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1993年に出た単行本の文庫化。
 「神なき塔」「ノアの最後の航海」「永劫の庭」の3篇が収められている。
 トリックとしてはどうかなあというものが多いのだが、そこを奇妙奇天烈な世界観、衒学的な知識、わけのわからない登場人物たちの活躍で面白くしている一冊であった。というか、むしろそちらがメインなのだろう。「変な世界」を楽しむべき小説なのだ。
 なかでも「永劫の庭」が気に入った。暗号、宝探し、首なし死体を混ぜ合わせたような内容で、犯人も意外。イギリスの庭園文化に関心のある人にも喜ばれるだろう。
 それにしても、不思議な作家だ。
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