物性や材料を専門にする人は必ず持っている本。
初版が出版されてから随分と経ち物性分野も大きく進歩したが、未だにこの本は使える。
例えば元素ごとにイオン半径や格子定数イオン化エネルギーなどのデータが豊富に載っている。
ただし固体物理の理論を学ぶには荒削りで、説明も簡略されている事が多く、基礎を学ぶ教科書と言うよりは、データを参考にする専門書のような使い方の方があっている気がする。
キッテル固体物理の評価は賛否両論なのだが、自習書としては確かにあまり良くないと思いつつ、研究をするには不可欠な本であったので、総合的には固体物理の専門書として存在価値は非常に高いと思う。