皆さん、ドゥレ役のチュ・ジフンさんに注目されているようですが、
私はモレ役のシン・ミナさんを目当てに見ました。
で、結論も、これはモレを目当てに見る、モレの物語だと思います。
モレ目線で見ると、やはりどちらも失いたくはないんだろうな、と思います。
子供だったらそれも可能なのに、そうはいかない。結局はどちらも捨てなくてはいけない。選んだのは自分自身でした。
三人のレシピは、モレが大人の女性に成長し、自分の心と体とで人を主体的に愛していくための通過点だったのですね。
サンインは一緒にいると安心出来るし、ドゥレは見つめられるとふわっと体が宙に浮いてしまうし・・・
どうしよう!
モレは子供のまま何も知らずに結婚してしまったのです。
浮気をしたのにそのことを夫に話すなんて、まさしく困った時に<兄貴>に相談する感覚です。
子供が自分の気持ちを分からず戸惑っているんですね、
そんなモレの戸惑う姿、それがこの映画の魅力だと思います。
シン・ミナさんの魅力は<マドレーヌ>や<最強彼女>で存分に発揮されていた、子供のような悪戯っぽい遊び心たっぷりな茶目っ気にあると思いますが、この映画では、その一方で自分の心が分からず当惑する姿が魅力的です。
そんな子供のモレも自分の所為で二人の男が傷つくのを見て大人へと成長します。
最後の場面で離婚したモレの姿が出てきますが、ヘアスタイルと衣装が違うだけで全然違う大人の女になっているのを見て愕然。とはいえこれは<火山高>のスタイルでした。
結局、ストーリーや設定は考えずにモレ〜シン・ミナの魅力を味わうこと、これがこの映画の一番の楽しみ方です!
蛇足ながら、料理に関する設定や描写は説得力に欠けていますし、料理が完成したのは、モレの最後の料理のおかげなんです。それに妊娠した子供は誰のでしょう? こんな重大な問題が置き去りにされているのも考え始めたら・・・