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キッチン (角川文庫)
 
 

キッチン (角川文庫) [文庫]

吉本 ばなな
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (94件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていくのだが…。

内容(「BOOK」データベースより)

家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 200ページ
  • 出版社: 角川書店 (1998/06)
  • ISBN-10: 4041800080
  • ISBN-13: 978-4041800089
  • 発売日: 1998/06
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (94件のカスタマーレビュー)
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38 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pommier_pomme トップ100レビュアー
形式:文庫
身近にある"死"を思う。ひとが生活していくために欠かせない食事をつくるキッチンを通して死が交差する。

大切な人の死を乗り越えて、自分は食べ、生きていかなければいけない現実。
それはなんてシュールな世界。そして、目を逸らせない現実だ。

身近な死を経験した人ならきっと痛いくらいの涙が出るんじゃなかろうか。そう思った。
私はまだ、遠い人の死を経験したのみだから、まだ想像するしかないのだが、もし恋人が死んだら、私もまた、どのようにその寂しさを乗り越えていくのだろうと切実に思った。
現実はきっと吉本ばななさんの描くとおりに、そんなに悲惨なわけじゃない。
お腹もすくし、恋もする、お金のことだって、仕事のことだってなんとかしなければいけない。

そういうもどかしさや侘びしさの合間に、キッチンの無機質な光、包丁やまな板が鎮として並ぶすがた、朝の光につつまれた空間の静謐さ・・・なんかの描写が出て、やるせない死の世界に、とてもうまく共振している。
それはとても辛いことだけれど、同時にすごく救いなんだ、と思う。

そういうコントラストのうまく生かされた、作品。
そして、登場人物が異様に魅力的な、作品。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:文庫
「彼女たちは幸せを生きている。どんなに学んでも、その幸せの域を出ないように教育されている。たぶん、あたたかな両親に。そして、本当に楽しいことを知りはしない。どちらがいいのかなんて、人は選べない」。

吉本ばななの出世作。一世を風靡しただけのことはある。研ぎ澄まされたセンスと、後半へ行くにしたがってちょっとあり得ないなと思われてくる多少無理なストーリー展開に包まれ、文学の普遍的なテーマである、生と死、孤独や愛などが、深刻になり過ぎないくらいの加減で語りかけてくる。テンポが良く、独特の文体で読者を引き込む。

ただし、既に言葉づかいや文章が一部古く感じられる。これは時代の変化によるものだろう。その時にもっとも繊細で新鮮な言葉を選んでそこに感性を絡めながら書いたものは、どうしても鮮度を失うのが早くなる。

「ムーンライト・シャドウ」も、失った大切な人をめぐる不思議なエピソードが、切なく、しかしさわやかに表現されており、作品としては良い出来だった。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
心のお薬。 2005/9/28
形式:文庫
時々、心がどん底に陥ることがよくある私。そんな時は必ず、まずこの本を読みます。内容、ストーリー云々ではなく、私にとってはこの作品の中に居る空気(・・・雰囲気でしょうか)と、幾つかの言葉がものすごく大切で、重要なんです。中でも一番心に響くのは「キッチン」のラスト、おかまのえり子さんの言葉。「一遍絶望してみないと、自分が何を大切にしてるか分からないままになっちゃう」という意味の台詞。これを読むたびに、また歩き出せる気がするのです。絶望するのも、失敗じゃあないんだな。
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最近のカスタマーレビュー
若い人に読んでほしい
好きな作品ですが
死を描いている割に、生への執着はかかれていない
男女や恋愛を描いていてもセックスについてはまったく書かれていない... 続きを読む
投稿日: 11日前 投稿者: 桜井衣里
どんな状況でも愛で満たされることができる
何度読んでも飽きない。

飽きないどころか、そのときどきで新たな発見があるから面白い。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: masa
今更ながら・・・
初めてこの作品を読みました。
キッチンと言えば、結構女性にとってのテリトリー的な
場所。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 百地樹里
2011年に読むキッチン
自分の“最後”となる“血の繋がりのある家族”を失ったみかげと雄一。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 五色の虹
大切な感情を思い出させてくれる本です。
この本はどんな「生き方」や「人間関係」の本よりも、自分が生きていき、人と関わっていく上で大切なものにきずかせてくれる本だと思います。こんなに読み終わったあとに心が... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: なおみん
だいじ
キッチン。そんな場所をあらためて、見直した。
だいじなばしょ
だいじなおもい
だいじなかぞく... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: mistie
恋愛は添えるだけ
日本における恋愛小説の大御所、教科書や試験問題にもでてくる吉本ばななの著書。キッチンに愛着を寄せる主人公とすこし変わった家族との、恋愛未満の交流を描くアットホーム... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: hamawo
みずみずしくてやさしい文章です。
表面的には恋愛の話だと思いますが、よしもとさんが描きたかったのは恋愛ではなく、この小説のしんとした透明な夜の感じとか、雰囲気、空気感だと思います。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: megu
ぜんぜん面白くなかった。。。
元彼が植物や公園が大好きだったから『彼を見つけたければ「緑を探せ」というのは大学の伝説だった』... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: まっつん
胸に響く優しいお話
本屋さんで立ち読みしていて目がしらが熱くなるほど感動してしまい、購入に至りました。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/24 投稿者: ナナミン
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