その時の状況や体験を、オールカラーの四コマ漫画とイラストで紹介した本書、料理好きの人なら、作者の失敗談と似たような経験に苦笑し、初心者の人なら、あたりまえのことが書かれていなかったりする料理本の意外な落とし穴に、ハッとなったりと、ガイドブックとしてのためになる部分と、伊豆で夫の両親との二世帯同居する作者の家族を中心に、愛猫や知人も含めたキャラクターなど、料理以外のエピソードも含めた面白さもあって、楽しく読めました。
作者が、本書で紹介するレシピは、どちらかというとあまり手間ひま入らず、それでいて工夫がこらされており、料理を作るうえでのヒントやレシピを広げるには、なかなか参考になると思います。
キッチンの道具編では、衝動買いした巨大お玉の意外な使い方、食材のガーデニング編では、今までは野菜の根の部分を捨てていましたが、読後、簡単に再生し再利用できることを知って得した気分になりました。お菓子作り編では、作者のオリジナルではありませんが、3分で出来るドーナツなど、早速実行してみたいものがいくつかありました。特に、自宅のガーデニングでとれる食材の豊かさは、羨ましい限りです。また作者の義父のガーデンング話も、お義父さんがいい味出しています。そういう意味では人間関係、環境的にも作者のたけだみりこ氏は、恵まれているなと感じました。