間違いなくこれは『買い』です。
タイトルの『キズモモ』の意味も理解できますよ。きちんと。(桃がらみのシーンかなりありますので。)
わからないときは、特典映像を観ればわかりますし、正直見なくても余裕で分かります。
同じく馬場くんの出演している『カフェ代官山』や『憐』より遥かに素直で分かりやすい内容です。 (2つとも好きですが。分かりにくいのは分かりにくいなりに好きなので。)
私は全く知らないのですが、BLとして宣伝していたのですか?
私は青春映画として見ましたが。
BL私も好きですが、この作品はそういったくくりでは無いです。
BL展開を望むならば大々的にBLを唄った作品を観ればいいので、その辺りで評価されてしまうと勿体無いかなと。
若手俳優の主演作品何本も見ていますが、確実にこれは作品のクオリティ上位レベルです。
セリフ1つ取ってもすべてに真の意味が込められていて、それをたどりながら見ると更に面白いです。
馬場徹主演作・準主演作は基本的にメンタル系というか感情を読み取って観ていくべき作品が多いのでそういう作品が好きな方にはオススメです。
そして、馬場くんの近年の出演作の中でもっとも本人に合っている役だと思います。
特に回想とクロスオーバーするシーンは、現代の表情まで子供っぽく見える好演で、『時が止まってしまった青年』という設定にベストマッチしています。
馬場くん自体が明るさの中に寂しさを秘めた存在感を持つ役者なので、まさにはまり役でした。
時間が短い映画なので多少消化しきてれいなかったり、河合龍之介くんの役がイマイチ物語中の役割が弱かったりとやや難もありますが、それをカバーしてあまりある作品だったので★5つです。
重ね重ね、『BL』ではありません。
そういったものをお望みの場合は他作品をお勧めします。
製作側も役者側もそういった作り方はまるっきりしていないと思われる(トークや本編をみるかぎり。宣伝側がそういう売り方をしていたのかもしれませんが。)のでそういった世界が嫌いな方もご安心ください。
『アキ』の心の成長とトラウマからの解放、それに関わる人たちの話として観ればとてもいい映画です。
BLはちょっとなぁ…と思って手を出せなかった方、全く問題ありません。
むしろ腐女子でない人の方が純粋に楽しめると思います。
中盤からは泣きっぱなしになりますので、タオルの用意をお忘れなく。
クライマックスシーン(桃園でのシーン)のような分かりやすい泣きポイントも泣けますが、何気ないところもセリフの真の意味を理解して観ているとかなり泣けるので泣きっぱなしになります。
若手ファンのみならず、どなたにでも、自信をもっておすすめします。