ハリウッドで李連杰が最も輝いた作品の一つ!
アクションとドラマが美しく調和し、凝縮したストーリー、絶妙のテンポ、すばらしいキャスト、華麗なカンフー、すべてがそろった珠玉の一作といえます。
李連杰という人は、武打星でありながらロマンティックな雰囲気ももった、稀有なスターです。彼のそんなナイーブな面を、ベッソンxナオン監督は十二分に引き出しています。この成果が、近作『ダニー・ザ・ドッグ』で実を結んだのは言うまでもありません。
キャストも豪華。ハリウッドのサラブレッド、ブリジット・フォンダは、おそろしく多いセリフを見事に自分のものにし、薄幸の女性を演じきりました。
敵役チェッキー・カリョの悪役ぶりもすごい。ここまで憎らしく小気味いいほどの悪役は、最近あまり見なくなりました。いやーいい!
欲を言えば、アクションの見せ場を作ろうとするあまり、「アクションのためのアクション」に陥ってしまい、やや合理性に欠ける部分もなきにしもあらず、ですが、かっこいいのでゆるします(笑)警察署の道場やぶりは、『ドラゴン怒りの鉄拳』へのオマージュとしても楽しく、またリンチェイのカンフー炸裂で最高のシーンです。
個人的には、チャイナタウンでリンチェイを匿う中国公安に『ピンクパンサー』シリーズの"ケイトー"バート・クウォ-クが扮していたのはうれしかった。いきなりリンチェイを襲ったりはしませんでしたが(笑)