ニューヨークの高級娼婦=エスコート嬢の日常を描いた作品。
これといって明確なストーリーはなく、エスコート嬢の日常を断片的に繋いだ映像が展開していきます。
宣伝を見ると、彼氏と客の男性の間で揺れるエスコート嬢を描いたストーリーのようですが、それも日常の一つであり、それがこの映画の全てではありません。
ユーモアや劇的な展開は控え目で、ただひたすら淡々とした日常が映し出されていくため、同監督の「オーシャンズ」や「チェ」みたいな作風を期待すると肩透かしを食らいます。ご注意を。
とはいえ、はっきりとオチや結論を提示せずに終わるあたりは、いかにもスティーブン・ソダーバーグ監督らしいです。
ただ、評価は真っ二つに割れる作品だと思います。
ハリウッド的に単純明快な起承転結を求める人には不向きかもしれません。
先にも書いたように映画は結論を語らないので、見る人間が自分で答を見つける必要があります。
正直言うと、私は一回見ただけではよく理解できなかったのですが、二回目からはちりばめられたメッセージに気付き、「あーなるほど」と思いながら見れました。
見終わって「は?」と思った人にはもう一度見てみることをお勧めします。
次は色々発見があると思いますよ。
ちなみにカップリングされている「バブル」も見応えがありました。
これ単品でも充分商品として成立するクオリティです。
ピリリと小粒な良作ですのでお見逃しなく。