文庫かと思ったら新書サイズでした。
・あめチャンの奇跡
・君のおうち
・しらべはコスモス
・指とマシュマロ
以上の短編4作から成ります。最初2作は友情もの、姉妹的な姉妹的な幼なじみものとして割と無難に読めました。特に『君のおうち』の姉役妹役がときたま入れ替わるあたりは楽しめました。
ですがその後3作目はとても短く主役級が絡む場面も出だしだけのうえ「彼氏設定」、4作目にいたっては今までのノリをいきなり壊す成人向け的内容に加え野郎は出てくるは(禁則事項です)的なシーンに絡んでくるわで、もう何とも。
ちなみに、あとがきにて作者は「同性愛者」「異性愛者」へメッセージ的に書かれていますが、これでは残念ながら内容が自らのメッセージといささかかけ離れた感は否めません。1・2・3作目はあくまで「お友達」であり、4作目は……と。
敢えて、あくまで私的解釈による観念的な話をするならば、タイトルが「ガールズ」ですが「Girls」だけではなく「Men」に対する「Women」も入っていたという感が強く残念ではありました。
「百合」「ガールズラブ」に幻想的な憧憬を抱く層ではなく、色んな作品を俯瞰できる方向けだといえます。