いつのまにか2も出たんですね。
1が面白かったので読んでみました。
前作に引き継いでいて、彼女たちが高校三年生になったところから始まります。
スウちゃんは家庭の事情で進学を断念せざるを得なくなってしまう。
理穂は進学の選択肢はあるものの、進路に対してふさぎこんでしまう。
美咲は病気がちで身体が弱いながらも、自己を見失わないで懸命に生きている。
これらの登場人物たちを見るとどうしても他人事だとは思えない。
彼女たちが外の世界に出ることで、押しつぶされそうな心情が上手く表現されています。
人間誰しもが悩みや葛藤を抱えて生きているんだなということが感じ取れました。
最後の頁ですが
『とりあえず一歩、あたしは踏み出したのだ。
その先に何があるか行ってみないとわからない。』
ここは僕が非常に好きな場面で、主人公である理穂に大事なことを教わりました。
この先社会に少しずつ溶け込ませていかなければならない
彼女たちの現実が厳しく描写されています。
そして彼女らが果敢に自分の将来像を模索していく姿には
逞しさと同時になんとも切なくて儚いなと思ってしまいました。