雑誌の連載記事を纏めたものだとか。
ラノベやゲームの世界で活躍する、当世を代表する絵師の総合カタログという趣だ。
巻頭特集の1名を除き、見開きページのインタビューと次のページの1枚絵、あるいは、1枚絵と次の見開きページのインタビュー、という誌面構成の繰り返し。
だから、ゴスロリと生まれたまんま寸前とか、ロボットとネコミミとか、まったく異なるタッチや雰囲気の絵が並ぶこともある。面白いか節操がないか、感じ方はひとそれぞれと承知だが、私はけっこう楽しめた。
もとより、あくまでカタログ風であり、個々の絵師の作品を心ゆくまで堪能するには不向き。1枚絵も、雑誌掲載当時のものとかなので新作とは言い難く、しかもページに余白を残したサイズでの掲載なので、いまひとつ迫力に欠ける。
個人的感覚では、ラノベがメインの絵師の作品には“お約束”の“チラリ”が多い(笑)けれど、PC(≒18禁)ゲームのキャラデザが多い絵師の作品はむしろちょーっと露出不足(汗)な感じがして、ちょい複雑な気分。まあ、元の雑誌が18禁ではないそうだし・・・。
絵師のインタビューには、絵描きを目指したきっかけや、憧れの絵師、作品を描く上での工夫やこだわり、など、イラストを描きたいというひとには大いに参考にできるだろう話が多数織り込まれている。これまでもずっとファンだったという絵師の話をあらためて読み、その絵師の新たな魅力を知って惚れ直す、ということもあるだろう。初めて名前や絵を見た絵師だけど絵柄や作風が気に入った、という出会いもきっとあると思う。
これはこれで立派に存在価値あり、だ。
夏には第2集が刊行予定とのこと。連載の回数と収録ボリュームとを勘案すると、第3集までは出るのかな? 連載を知らない身には、今後誰が登場するか非常に楽しみだ。