キム・ソナssiの“ゆるキャラ”期待で,ホンワカした気分になりたい方,ハズレです。
作品自体は犯罪コメディーなのですが,取り上げた題材が“債権”という一般庶民にはあまり縁のない代物ですから,感情移入が困難です。
コメディー作品は,単純な構成の中に“緊張”と“緩和”を融合させることで,笑いを演出してくれるというのが“いい作品”の条件だと思うのですが,本作はやたら緊張素材が多く,次から次へと色んな問題が絡み合い,先の見えないイライラ感に,疲労感だけが残ります。
そんな中で,題名にもなっている「ガールスカウト?」の4人組(キム・ソナssi,ナ・ムニssi,イ・ギョンシルssi,コ・ジュニssi)の活躍と,ハッピーエンドだけが救いでした。
そしてもう一つ気になることは,本作の設定が,誘拐された娘を救出する母の姿を描いたものであるという点です。以前キム・ソナssiがイメージチェンジを図ろうとしたものの途中降板した「木曜日の子どもたち」(キャストを変更して「セブンデイズ」として撮り直し,大ヒットした作品)と似ていて,キム・ソナ版「セブンデイズ」を思わせますが,所詮は“誘拐ごっこ”の域で,質的には「セブンデイズ」に遠く及びません。でもその辺がキム・ソナssiらしくていいんですけどね。
おまけ:映画の中で“頼母子講”が出てきますが,その昔私たちもやっておりまして,懐かしく見させていただきました。頼母子講とは,近所の人たちや友人たちでグループを作り,お互いに個人のお金を持ち寄って融通し合うという,相互扶助の民間金融システムです。