ガープス関連の追加サプリメントの中で、最も融通性が利かないルールブック。
ガープス第4版に掲載されているオリジナル設定「インフィニティ・ワールド」が元ネタと思われるが、発売されてまもなくTRPGの歴史の闇に消えた。
プレイヤーキャラは、ベースとなる「ドラゴンマーク」の小説に登場したキャラクタータイプしか使えず、ルーリングもガープスの基本から完全に外れてしまっている。
それがこの世界の独自性を表現する上で、どうしても必要な処置だったというならまだしも、単に数字的設定が面倒だから簡略化しただけという呆れた理由による。
しかもそうしてなお、小説のような大規模な戦争や超人的な戦闘すら再現できず、小規模な個人戦闘で終わっているという有様。
ならば何も、緻密性を要するガープスを使用することなどあるまいに。
コンベンションなどでもこれがまともにプレイされた例などあるのかすら疑わしい。
この作者の「ルナル」関連ルールはまだ楽しめたが、これは全くいただけない。
小説の中だけでとどめておく方が無難である。