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ガーダ パレスチナの詩 [DVD]
 
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ガーダ パレスチナの詩 [DVD]

古居みずえ DVD
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登録情報

  • 監督: 古居みずえ
  • 形式: Color, Dolby, Subtitled
  • 字幕: 日本語, 英語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: マクザム
  • DVD発売日: 2007/10/26
  • 時間: 106 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • ASIN: B000S6LHOE
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 75,893位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

【解説】
パレスチナとイスラエルを巡る問題は複雑で、長い歴史的な背景を持っており、日本人にとっては理解し難い側面がある。本作は主人公のガーダ・アギールを通じ、戦火にさらされながらも大らかにたくましく生きるパレスチナの人々の姿を、女性の視点から描いた傑作ドキュメンタリーである。
1988年7月、ひとりの女性ジャーナリストが戦火のパレスチナで取材を始めた。古居みずえ、当時40歳。37歳の時、原因不明の病に冒され、1ヶ月後には歩行器なしでは動くこともできなくなる。その時古居は、これまで自分の人生に真剣に向き合ってこなかったことを悔やんだ。奇跡的な回復を遂げた彼女は「一度きりの人生。何かを表現したい」と、それまでのOL生活を捨て、女性ジャーナリストとして自らの人生を大きく転換させる。93年、古居はパレスチナ・ガザ地区の難民キャンプで、当時23歳のガーダと出会う。封建的な社会の中で、自立する道を模索する彼女に興味を抱いた古居は、ガーダにカメラを向けた。以来12年間、記録された映像は500時間以上。そこから完成させた本作では、ガーダの結婚、出産、そして彼女が失われた故郷を求める様子が描かれている。古居との出会いを通じてジャーナリズムに目覚めたガーダは、48年のイスラエル建国に伴い、故郷を奪われたパレスチナ人の体験と暮らしについての取材を始める。相手は祖母と同じ年代の女性たちだ。パレスチナの豊かな自然を背景に映し出される、歌い継がれてきた素朴な詩歌。そして逆境と呼ぶにはあまりにも過酷な状況を乗り越えながら生きる、原初的ともいえる彼女たちの生命力は、鮮やかな色彩を放ちながら、我々に“生きる”ということの実相を投げかけてくる。
封建的な男性社会であるパレスチナにおいて、ここまで女性たちの実像に密着した作品は、古今例がない。また老女たちが披露する詩歌は、言語学的、文化人類学的にも極めて貴重であると言われている。そういった意味でも本作は、女性である古居だから撮影する事が可能だった、貴重な映像の宝庫だと言える。

【物語】
パレスチナ人女性ガーダ・アギールは、ガザ地区難民キャンプで生まれ育った。ガザ地区南部は古い慣習の残っている地域だ。そんな中で、自立心の強いガーダは伝統的な結婚式を拒否しようとし、今までのやり方にこだわる母親や友人、婚約者の母親とぶつかっていく。1996年ガーダは最初の子、ガイダを出産。その後も、旧来の習慣にとらわれない新しい生き方を貫いていく。2000年、パレスチナではイスラエルの占領に対する抵抗運動(インティファーダ)が始まる。親戚の13歳の男の子カラムの死をきっかけに、母親として気持ちを揺り動かされたガーダ。同時に彼女は、パレスチナ人としてのアイデンティティに目覚める。心に蘇ってきたのは、幼い頃祖母から聞かされた故郷の話や歌だった。ガーダは年配の女性たちに、聞き取り取材を始める。イスラエル軍によって家を壊され、テント暮らしを余儀なくされた100歳になるハリーマ・シュビーア。イスラエルとの国境で農業や放牧を続けるウム・バシーム。彼女たちによって語られる、故郷を追われた人々の苦難の歴史とは…。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

OL生活を捨てジャーナリストに転身しパレスチナで取材を始めた古居みずえが、12年間の記録を映画化した第1回監督作品。難民キャンプで出会ったパレスチナ人女性、ガーダ・アギールの姿を通し、戦火にさらされながらもたくましく生きる人々の姿を描く。


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5つ星のうち 5.0 パレスチナ 人間が生きる力, 2009/11/4
レビュー対象商品: ガーダ パレスチナの詩 [DVD] (DVD)
  古居みずえ第1回監督作品 「ガーダ パレスチナの詩」。

 とてつもない映画を見てしまった。

 難病から奇跡的に回復し、そこで人生をやり直すべく44歳にしてパレスチナに入り、そこから12年にわたりフィルムをまわし、一人の女性をとり続けた。その名前はガーダ。のべ500時間。

 ガーダは結婚をめぐってイスラムの伝統とぶつかった。けれども平和が訪れるように思えた。幸せだった。けれども2000年第二次インティファーダがおこり、幾度目かのイスラエル軍のガザへの侵攻が開始される。そしてガーダの甥が後ろから銃撃され、頭の中で弾丸が炸裂し、死ぬ。その子どもの死の床で、頭を撫で、キスをし、涙を流す場面を無言でカメラは撮り続けている。

 撮影するものとされるものの、とてつもない人間の深い絆だ。そして12年を投入した力。いろいろな説明やなんやかやを吹き飛ばす力だ。

 パレスチナ、パレスチナ難民という言葉が、いつのまにか政治的に、あるいは抽象的になってしまうことを拒否し、そこに生きる生身の人間、生身の一人の女性を通して一つの世界を捉える。

 生身の人間がそこにいる、そこで生きていると言うことは、生活があり、愛があり、死があるということだ。生きていることを捉えると言うことは、生きている中で遭遇するすべてを捉えるということなのだと思う。

 そしてそこがパレスチナなのだ。

 1948年のイスラエルの建国以来、土地を奪われたパレスチナ人は難民となる。それから60年。何も何も解決しない。

戦争があり、占領があり、故郷を、愛するものを強奪する暴力がある。そして大地とともに生きてきた、故郷とともにいきてきた、老農夫が失われた故郷にむかってよびかける。悲劇があっても、何があっても、私は故郷と呼び続ける、と。

歴史と存在とすべてを奪う。そうしたパレスチナにあるあらゆるものが一人の人間の目を通して描き出される。

 けれども悲劇は悲劇だけで成り立っているわけではない。そこに人間は生き続ける。家族を守り、生活を守る。その強さがある。笑いがあり、詩があり、怒りがあり、哀しみがある。出会いと別れがある。生きている人間のさまざまなものが凝縮され、そこにある。パレスチナは生きる人間の強さを教えてくれる。

 そしてガーダはパレスチナ難民問題に焦点を当て、本を書いているという。故郷を忘れないために、歴史を忘れないために。自分たちの未来を託する子どもたちのために。
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