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ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫)
 
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ガン病棟のピーターラビット (ポプラ文庫) [文庫]

中島 梓
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

2007年11月、人気作家を再びガンが襲った。痛みに眠れぬ夜を過ごし、築地を見おろしてグルメを考察し、死を思い、生をふり返る日々。もっと、もっと書こう。一行でも多く―告知から手術、退院までをかろやかに綴って、毎日を生きる勇気にあふれるエッセイ25篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中島 梓
1953年生まれ。『コミュニケーション不全症候群』を始め、鋭い社会批評で知られる評論家。作詞作曲、ピアノ演奏、ミュージカルの脚本・演出を手がけるほか、小説家・栗本薫として『グイン・サーガ』『魔界水滸伝』『伊集院大介』シリーズなど多くのヒット作を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 243ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2008/08)
  • ISBN-10: 4591104354
  • ISBN-13: 978-4591104354
  • 発売日: 2008/08
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
「アマゾネスのように」は闘病記らしい作品でしたが、こちらは闘病期間中のエッセイ集と言った趣があります。
更に言えば、その文章には「死」を意識した冷徹さがあります。
乳がんから17年後に再発したすい臓がん、そして肝臓への転移が、この作品を書かせているのでしょう。

「宗哲さんのこと」と言うこの本の中では異質な章があります。禅僧宗哲との出会いと、その哲学に感銘した作者の心境が書かれています。それこそが、今作者の置かれた状況に一番マッチした感慨なのでしょう。そして、その心情が、溢れんばかりにこの本を満たしています。

作者のデビュー当時からのファンとしては、「何もせずにいれば、『あと半年、いやそこまでもたないかもしれない』」とか、「末期ガン患者」と言う言葉は、聞きたくなかった言葉です。
いつまでも元気で「グイン・サーガ」を完結させて欲しいし、「グイン後伝」も書いて欲しいと思います。
「ヤーンのみ手」にお任せするのではなく、もっと生きて私たちを楽しませて欲しいと思います。

「あとがき」の壮絶な文章に言葉を失いました。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
キッズレビュー
形式:文庫
作家、評論家の他に多岐にわたる楽器演奏、ライブ活動、脚本家としてマルチな才能を持つ著者は、
17年前の乳がんとは別のがんを発症、手術することになった。
この本は、がんの発見から手術、入院から、退院して体からすべての管がぬけるまでの闘病と心に映る事象を綴ったエッセイ。わかっているつもりだった「死」と隣り合わせになってみて初めて意識した「死」と「生」。
一歩はなれた所で自分を見つめる中島だからこそ、同じ病で悩む患者の助けになると思う。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
キッズレビュー
形式:文庫
栗本薫氏の作品はグインサーガが始まった時から、中島梓氏名義のものも「文学の輪郭」から読みつづけてきた。
多作かつ人気シリーズをかかえる著者が、病気発症・宣告・ガンセンター入院・そして大手術・・予後を、淡々とときにはユーモアをかんじさせる筆致で描いている。ガン体質をみとめ、病気を明晰な視点でとらえ、物故した禅僧や父親の想い出を織り交ぜつつ。
書き手の勇気が、重く深刻にならざるを得ない闘病記にさわやかな読後感をあたえる。

「二十年の寿命を貰えるなら、二十年分書きつづけよう・・」の一文に、長大なサーガの行く末を案じてしまう読み手へのつよいメッセージが感じられた。物語を書きつづけることを運命づけられた著者にしか書けない闘病記であるとおもった。

表題・・、なぜピーターラビットなのか?わかった時しずかな感動がひろがる。
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