アムロとシャア、一年戦争での戦いから13年を経て
アムロは悩めるヒーローからカッコいいヒーローに、
シャアはカッコいいヒーローから悩めるヒーローに、
この両雄の逆転の流れを描いた大河ドラマの帰結点が本作です。
フィンファンネルは確かに凄いけどアムロは、無駄に頼ったりしない。
クエスのファンネルぐらいならライフルで撃ち落すし
ギュネイを返討ちにした時の動きは、もう神業。
(フリーダムが無いと何も出来ないSEEDのボンクラとは格が違う!)
しかし「普通の大人と変わらない」と評されたようにアムロはもう
「パイロット以外はただの人」という己が身の程をわきまえてしまっている。
だからこそ「なりそこない」とシロッコに評される一方で
ニュータイプとオールドタイプ双方にカリスマを示せる稀有な存在のシャアに
(ギレンはオールド、シロッコはニュータイプ限定、ハマーンはザビ家という触媒が必要)
両者の融和を図れる男と期待して一度は手を貸したのだ。
だがアムロは戦場でニュータイプ能力の差を見せつけられ続けたシャアが
自分に劣等感を抱いている点を完全に見落としてしまっている。
互いの能力を世界で最も評価するゆえに、正しい方向に使っていないと互いに憤る。
最後まで接点を持ち得なかった両雄最後の姿は必見。
安価になったのを切欠に購入したい人はぜひご検討を。