イイ歳しているガンダム世代にむけて、本書のタイトルどおり、現実の日本社会を様々な視点で分析、問題提起をしているこの対談集は、本当に良い書だと思います。 ほんとに異種格闘対決と言ってイイくらい、富野監督の様々な思いや、それらに対する真剣な姿勢が伺えます。 富野監督がかつてから言っていたとおり、「アニメばかり見てたらバカになるぞ」…そのとおり、この対談集を読んで、イイ歳してガンダムガンダム…と言っている自分のバカさ加減を思い知らされました。 本当にガンダムばかり追いかけていたら、ろくな大人になれていない自分が発見できました。 たしかに、宇宙世紀好きな世代…我々ガンダム世代はもう子供ではないのですから、現実社会に目を向けて様々な視点をもち、いろいろな問題や考えがあることを知らなければならないと思います。 いろいろなことを知って、それらの問題点を克服していく義務が我々世代にはあるのかもしれません。 富野監督は、今の日本に様々な視点で危機感をもっていらっしゃると思います。 ガンダムを通して、我々世代を育ててくれた偉大な富野監督の思いに応えるためにも、一人でも多く本書を読んで知って考えることは必要だと思います。 たとえ行動で何もできなくても知ることくらいできるはずです。 もし、イイ歳して自分のことばかり…ガンダムやガンプラのことばかり…それ以外何もない…と自分を評価されていたならこの対談集を通して、視野を広げ、自分も将来の日本を担う一人なんだという意識が産まれれば、きっと富野監督は喜んでくれると思います。 ガンダムエースに連載され、同誌の力作漫画に隠れがちなこの対談…まとめて読むことができるこの単行本…本当にオススメです。