ヘンな人がいっぱいいるインドで、例のごとく作者一流の人間観察力が余すところなく発揮されている様子が一番面白かったです。デビュー当時からのファンにも、三本マンガ入門者にもおすすめできる、全編書き下ろし・読み応えたっぷりの一冊です。
今までの作品集と違い、一冊丸々が作者自身を主人公とするインド旅行ドキュメンタリー漫画なので、「テロル」みたいな毒はあまり感じられなかったけど、普段あまり知る事のできない漫画家の生活がどのようなものかが垣間見え、紙芝居芸人「ドイツ三本」としても知られる作者の三本先生も「一人の人間なんだなー」と身近に感じられました。
旅行中一日毎の出費内訳、宿泊したホテル名、部屋の内部の図解なども事細かに描写されており、マンガとして楽しむだけでなく、かなり実用的なインド旅行ガイドブックとしても使用できそうな本で、お金をあまりかけずに旅行したい人には特におすすめです。