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5つ星のうち 5.0
胃液の分泌は朝がもっとも少ない。ということは朝食は摂らないほうがよい?,
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レビュー対象商品: ガンは夜中に進行する―病気を操る体内時計の謎 (カッパ・ブックス) (新書)
睡眠の健康法を調べていて手に取った。人間には「時間遺伝子」が組み込まれていて、およそ一日単位のリズムをもって活動している。これをサーカディアン・リズムという。昼起きて夜寝る、というのがいちばんわかりやすい例だが、実はサーカディアン・リズムは睡眠だけでなく、ホルモンや消化液などの内分泌も支配していて、身体の成長、消化・吸収・排泄にも生体固有のリズムがあるという。 タイトルにある「ガンは夜中に進行する」というのは、成長ホルモンの分泌がもっとも活発なのが夜中の2時だから、という理由による。他にも睡眠をつかさどるメラトニン、血圧を上昇させるレニン、血糖値を下げるインスリンなど大変興味深いデータが多数紹介されている。生体リズムには個人差もあるので、自分の生体リズムに沿った生活のリズムを作ることが、身体全体の調子を整える上で非常に重要だということがわかる。 一点気になったのは、朝食をとるべきか否か、という問題について。著者の田村教授は生体リズム健康法 (文春新書)の中で、朝食は毎日必ず食べよ、といい、その根拠を疫学的調査によっている。しかし、本書では、胃液の分泌は夜7時から夜中の1時がもっとも盛んで、逆に朝がもっとも少ない。その差約4倍である。これを信じるなら朝、昼は食事をすると消化不良を起こしやすい、という結論になりそうだが・・・。 いずれにせよ、本書はちまたに多数乱立する健康法に「生体リズム」という一つの原理原則を示した点が大変興味深い。健康法に興味のある方には一読をお勧めする。
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