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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アナーキストが見た楽園の白日夢,
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レビュー対象商品: ガルシアの首 [DVD] (DVD)
この作品を見ると、やたらとメキシコへ行きたくなる。埃っぽく、雑多で、貧しくて、狡猾で……そんなラテン・アメリカの光景に、憧憬にも似た感情を抱かずにはいられない。見る側にそう思わせてしまうほど、ここにはメキシコに対するペキンパーの奥深い、屈折した愛情が満ち溢れている。破滅型の物語である。そして主人公のベニーは、ペキンパー自身でもある。アメリカ社会にそぐわないアナーキストであるがゆえに衝突を繰り返し、酒と女に逃れ、転落する最中で見た白日夢……それがベニーへと姿を変え、国境の向こうに実を結んだのかもしれない。 最低な、極めて身勝手な生き様である。が、無残とは理解しつつもそういう風にしか生きられないのがアナーキストのアナーキストたる所以である。これはロマンでもなんでもない。哀しいまでの業としか言いようがない。 晩年ペキンパーは、経済的にも逼塞し、ロサンゼルスの片隅のトレーラー・ハウスで息を引き取ったと聞いている。最後を見取ったのは一人のメキシコ人女性だったとか……その時ペキンパーの意識は、メキシコの赤茶けた荒野を彷徨っていたのだろうか?
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この映画には男気を感じますね,
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レビュー対象商品: ガルシアの首 コレクターズ・エディション (完全初回限定生産) [DVD] (DVD)
LDで保有していたので、DVDはスルーしていたのですが今回、あまりにも特典が良いので購入いたしました。 特典に関しては、サントラがついている、かつ、それが市販されていないというのは最高です。ポスターの縮小版も意外と気に入ってます。昔LPなどでは大きいポスターが特典でついてましたが、DVDでは無理でしょうかねえ。この辺は検討していただければありがたいです。 映画の内容は言うに及ばず、前半のピクニック気分のシーンの二人の関係の微妙なところが前振りで良いですねえ。 そして、後半、気持ちが変わって、一世一代の信念を貫く、友へ、恋人へ、そして自分への弔いとともに人生の総決算は何回見ても良いねえ。あの殴りこみは「ワイルドパンチ」と共にすごく好きなシーンです。 あの娘が「殺して」というのもすごい。コメンタリーの中でも「女がこの映画では虐げられているようでも、実は、きっかけを作っている、たとえば、足を洗って店でも持とうという恋人、この殺してという娘」と解説がありますよ。 オーディオコメンタリーは評論家3人ですが、なかにすごく英語の発音がいい人がいて聞いていて、字幕読まなくてもコメンタリーは楽しめます。かなり論理的な意見を聞くことが出来ます。 DVDの製品としてのつくりは「理想的」なものだと思います。変なBOXまがいにするよりも、サントラと映画に思い入れのある人にはわかる付録という点を他のメーカーは見習って欲しい。まさにDVD商品のお手本です。 買う価値は充分にあると思います。
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
体が震えてくるような傑作,
By 真木 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ガルシアの首 [DVD] (DVD)
村上春樹もこの映画が好きだという。とことんやるせなく、大好きだ。ウォーレンオーツは『デリンジャー』や『さすらいのカウボーイ』なども良いのだけど、やっぱりこの作品だ(そう言えば顔も雰囲気も少しハンフリーボガートに似てなくもなく、ボガートがギャング役だけでキャリアを終えていたらこんな感じになったのではないか)。ペキンパーの作品は暴力的で男根主義的だという固定観念がまかり通っているが、ちゃんと彼の作品を見ていない人達がそんな事を言ったのだと思う。彼の作品は切ないまでの哀愁と男気があり、そして魅力的な女性の影がある。『ゲッタウェイ』では2タイプの女性が登場し、娼婦性と純粋さの2面をまざまざと見せつける。『砂漠の流れ者』のステラスティーブンスはあっけらかんとした性格の娼婦を演じていて、理想のパートナー像の一形態を提示している。見事に男性を描く監督は女性の描き方も見事なのだ(女性映画の名作と呼ばれる映画が案外薄っぺらだったりするのは、男性の描き方が疎かだからだ)。その極北にあるのがこの『ガルシアの首』である。ベニーもガルシアも女性に殉じて死んでいく。男が生きている理由は愛する女のためだ、なんていう古くて新しいテーマを哲学的なまでに表現した作品でもある。だからエリータ(これを演じるイセラベガが母性まで感じさせるような愛情を表現していてとても良い)が殺された後のベニーはブレーキを失って、ひたすら死へと突き進んでいく。生きていく理由がないのだ。人はその後の話を「壮絶な暴力描写」と評するであろう。しかし少なくとも私は痛いほど主人公の気持ちが分かるし、全く暴力的に感じなかった。それは彼にとって救済とも言えるような「死」への儀礼なのだ。1人のしがないピアニストの末期だけでなく、全世界の男性の抱える業と運命さえも感じさせる。
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5つ星のうち 5.0
ペキンパーの美学は男の美学
破滅に向かって突き進む主人公。 主人公に死が近づくごとに、魅力がどんどん増していく感じです。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: yoppi
5つ星のうち 1.0
とても盛り下がる作品
嫌悪すら感じる作品。 「一緒にいるだけで良い」と言う可愛い女巻き込み、 その女を殺された男の復讐劇。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: ケンケン
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