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ガリヴァ旅行記 (新潮文庫)
 
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ガリヴァ旅行記 (新潮文庫) [文庫]

スウィフト , 中野 好夫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 423ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1951/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4102021019
  • ISBN-13: 978-4102021019
  • 発売日: 1951/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 旅行記の体裁は取っているがこれはスウィフトのアンチユートピア小説である。
 有名な巨人国、小人国のエピソードは多くの児童本に描かれ童話になっているが、「ラピュタ(浮島)国」あたりから次第にファンタジーながら政治や社会の矛盾の暗喩が深まっていく。その思索の頂点が最後の「フウイヌム(馬)国」篇での家畜人ヤプーとしての暮らしであり、戻れないユートピアへの思いに心乱れるラストへと向かうことになる。
 (蛇足ながら)前者は宮崎アニメの「ラピュタ」を、後者は性的倒錯の怪作「家畜人ヤフー」(沼正三)をインスパイアした原点となっている。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
娯楽小説冒険小説の古典を読むつもりで手をだしたら、これが後半に作者スウィフトの怨念がとんでもない方向に暴走する猛毒のペシミズム小説だった。
第一篇第二篇は童話として有名な小人国大人国渡航記。
しかし第三篇以降はスウィフトの政治や社会への憤り、諷刺精神が大爆発。俄然面白みが増していく。

第四篇になるとガリヴァが馬型の知的存在フウイヌムに飼われながら人間への憎悪を深めるというシュールすぎる内容。
そしてあまりにも厭世的な結末に衝撃をうけた。これで終わりなの!?
ここまで世の中を嫌悪し拒絶したまま終わる物語というのもちょっと記憶にない。そういう意味で非常に新鮮で強烈な印象がのこっている。

このような本が部分的に抜粋され無害な童話として語り継がれているのは皮肉なことなのだろうか。スウィフトはどう思っているのだろう。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人間嫌い 2008/12/23
形式:文庫
小人国(リリパット王国)、大人国(ブロブディンナグ)のお話で子供にも広く知られた、船医ガリヴァの冒険譚。実際は、子供向けの御伽噺などでは決してなく、18世紀初頭のイギリスや、ヨーロッパの事情を背景に、架空の冒険譚を通じて語られる痛烈な社会風刺小説であり、小人国や大人国以外にも、数ヶ国での冒険譚が記されている。

ガリヴァの流れ着く国々での奇妙な風習や習慣、奇矯あるいは下劣な人間?には、殆ど当時の事象や人物へのあてこすりが隠されており(詳細な注がないとわかりませんが)、同時にユートピア的な国(大人国やフウイヌム国)でのガリヴァと原住民?との会話を通して、人間や人間世界の愚かさ、醜さが浮き彫りにされる。

圧巻は、ラグナグ国の不死人間(ストラルドブラグ)と、フウイヌム国のヤフー(人間の形をした獣性の化身)。

ストラルドブラグは不死ではあるが、不老ではなく、ために一定の年齢を超えてからは、もはや人間としての尊厳を保つことが叶わない。スウウィフトは、その醜さ、存在の不条理さを過酷なまでに描写して、躊躇うところがない。

他方、ヤフーは、馬の姿をした理性動物であるフウイヌムに、家畜として飼育されているのだが、強欲で、猜疑心が強く、仲間内での争いごとの絶えぬ、狡猾な動物(而してその姿は人間そのもの)として描かれている スウィフトは、フウイヌムと対比しつつ、徹底してヤフーを嫌悪すべき存在として描き、その醜さには戦慄を覚えるほど。

解説によれば、スウィフトはガリヴァ旅行記の大土台を「人間嫌い」に置いているそうで、至極納得した次第。小難しい理屈はさておいても、現代においても、虚構として十分楽しめる大人の寓話集である。
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投稿日: 2009/6/25 投稿者: ・・・
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小人の国、大人の国は絵本にもなっていたりするので、知っている人もたくさんいると思うが、解説にもある通り、3編、4編は厭世観ならぬ厭人感に満ち溢れている。続きを読む
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投稿日: 2008/11/24 投稿者: かずろう
意外と読んだ人が少ないようですが
誰もが知っている、でも実際読んだ人は意外と少ないガリヴァ旅行記です。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/26 投稿者: hoge2
政権闘争に敗れた負け犬が書いた社会風刺人間嫌い物語
 一言で述べるならタイトルそのままの物語である。この物語の真髄
はヤフーのいる馬の国。小人の国や巨人のいる国やラピュタなどの話... 続きを読む
投稿日: 2004/4/9 投稿者: hautbrion4
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