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47 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
科学者が描く科学史,
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レビュー対象商品: ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論 (単行本)
科学の重要なエッセンスを分かりやすく抽出した読みもの。表現が身近で馴染みやすく、科学が専門でない人たちにも考慮されている。進化から始まり、DNA、エネルギー、エントロピー、原子、量子、対称性、時空、宇宙、算術まで一連のつながりになっている。この本の特徴は、全ての項目において、まずその分野の歴史から入っていくという書き方だ。今では明らかに間違っていると分かる科学理論から始まり、徐々にその考えが塗り替えられていく歴史が面白い。のちに誤りであったと判明した理論でさえ、著者は決して彼らを嘲笑しない。明確に証明することができない時代にあって、間違ってはいても、そこまで論理を発展させた科学者たちに敬意を表し続けているのだ。 分野がかなり広いので、科学を専門とする人でも、これに書かれている内容のいくつかは新鮮に思うのではないだろうか。私は理系の大学一年生(まだ科学を学び始めたばかり)なのだが、各章の後半になると難解に感じられる。前半で書かれた理論が、複合的になってより高度な理論になるからだ。だが、飛ばしても問題ない感じなので、気軽に読むことをお勧めする。
40 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
わかっているつもりの人にいかにわかっていないかを気づかせたうえで、さらに次の新たな理,
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レビュー対象商品: ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論 (単行本)
絶賛です。「重さや時間も”長さ”であらわせる」、「対象性から考えて次元をひとつ上げて見た場合の量子軌道のイメージ」、「”年”ではなくプランク時間の単位で見た場合の宇宙の初期の記述」など、視点をかえてみることによって物事の本質が見えてくる例を繰り返し紹介してくれます。この体験を繰り返すと「今自分に本質が見えていない問題は、適切な場所で適切な視点をもっていないからなのだ」という確信が膨らんでくる気がします物理系の学問を学んでいた大学時代に、いろいろな難しいことを”直感的に”いとも簡単にわかってしまう先生や友人に囲まれて、「とてもついていける世界ではない」と絶望的な気分になったことがありましたが、それでも自分の能力でできるレベルで数式を追い、論文を読んで消化していたものです。その時代に、本書のような「読者のある程度の知識を前提にしたポピュラーサイエンス風読み物」にも触れていれば、”直感の手がかり”をつかむチャンスが広がっていたかもしれません。 一方、齢四十を超えて今この本を楽しめるのは、当時苦しんだ勉強の基礎があるからという気もします。年とともに「科学」を楽しめるようになってきました。本書は、一般読者にわかるように噛み砕いて表現はしているものの、けっして「入門書」とはいえません。一流の科学者であり、かつ一流のライターである限られた人のみが書ける「わかっているつもりの人にいかにわかっていないかを気づかせたうえで、さらに次の新たな理解を引き出す」本でしょう。 最後に。次にフィレンツェにいく機会があったらガリレオの指をぜひ見たいと思いました。
15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この本に出逢える大学生、高校生は幸せ。人生を変えうる一冊,
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レビュー対象商品: ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論 (単行本)
科学に興味を持つ大学生、高校生に是非読んでもらいたい。若者の人生を変えるポテンシャルを持ったすばらしいポピュラーサイエンス。アトキンスの数々の著作の中でも、際だった傑作。科学的に世界を眺めるためのヒントが全巻にわたって横溢している。全体の構成、構想が凄い。進化、DNA、エネルギー、エントロピー、原子、対称性、量子、宇宙論、時空、算術。さまざまな話題を往還しつつ、大局的には、身近なものから人間の知覚スケールとは乖離したものへ、具体的なものから抽象的なものへと読者を導いていく、この全体構成の企みの大胆さ。それを実現してしまう膨大な知識。 人間は、抽象的な概念操作を無理なくこなせる不思議な動物だが、最終章「算術」に至って、数を数えられる、ということの不思議さが実感をもって迫ってきて、身震いする。この世界、そしてこの世界の一員であるぼく自身の存在の不思議さ、おもしろさを存分に味わわせてくれる。
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