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ガリア戦記 (平凡社ライブラリー)
 
 

ガリア戦記 (平凡社ライブラリー) [単行本]

ガーイウス・ユーリウス カエサル , Gaius Julius Caesar , 石垣 憲一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

紀元前五八~五二年、カエサル率いるローマ軍は、ガッリア(現在のフランス、ベルギー)に遠征、この地を平定してギリシア・ローマ文化がヨーロッパに入る基礎を築いた。その歴史的大事件の現場のありさまを、カエサルは率直かつ簡潔な筆で記録にとどめた。ヨーロッパ史の古典中の古典を、いちばん読みやすく正確な新訳で読む。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

カエサル,ガーイウス・ユーリウス
前100?‐前44。共和制末期のローマの政治家、将軍。ガリアを平定し、ローマ世界を二分する内乱にも勝利して、独裁官としてさまざまな改革を断行したが、帝政を嫌ったブルートゥスらに元老院議場で暗殺される

石垣 憲一
1971年、札幌生まれ、東京大学文学部西洋古典学専攻卒業。翻訳家兼プログラマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 394ページ
  • 出版社: 平凡社 (2009/03)
  • ISBN-10: 4582766641
  • ISBN-13: 978-4582766646
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 16 x 11.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
この最新訳「ガリア戦記」は、thelatinlibrary.com上のオンラインテキストを使い、メーリングリストで、延べ20人近い参加者が読み合わせた訳文を、今回、訳者がTeubnerなど他版も参照し、書き下したものだそうです。ネット時代の成果です。

戦記は、BC58に3属州(内ガッリア・イリュリクム、ガッリア・ナルポネンシス)の管理権・軍事権・人事権を手中にした総督カエサルが、全ガッリア、更には海を越えてブリタンニア迄も、ローマの属州にしようとした記録。1年を1巻にまとめています。BC58〜BC52(1巻〜7巻)までは、カエサル自身の筆。蛮族(ガッリア人とゲルマーニー人)との血湧き肉躍る講談風戦争ルポの中に、機を逃さず襲うが、深追いはしない知勇を備えた前線指揮官、敵味方の兵士の心理を正確に掴み操縦でき、また地形や自軍の土木力・機動力を最大限に使える野戦総司令官、負かした敵への寛大な処置で、人情と暖かさがある総督、今では貴重な証言となった蛮族の文化や信仰、特有な思考回路等を鋭く洞察する文化人カエサルが躍っています。

しかし彼は、このルポでローマ中央政界への自己アピール、部下の政治的出世の後押し等も意図していたと見られ、理想的ローマ軍人の面を被っていたとも言われます。確かに、カエサルの部下ヒルティウスが書いたBC51〜BC50(第8巻)には、任期が切れるのを前に、カエサルが反乱集団の両手首を切り落としたり、捕らえた敵将をムチ刑で絶命させるなど、知仁勇の軍人というよりは、占領地の円滑支配のために、手段を選ばない非人間的な政治家の顔が見えます。またこの8巻には、カエサルが名文を早く書いた文章家だったことが記されていますが、この巻とそれ以前の巻の文章を比較すると、確かに日本訳ででも、カエサルの優れた文章力がはっきりわかります。
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