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ガラパゴス化する日本 (講談社現代新書)
 
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ガラパゴス化する日本 (講談社現代新書) [新書]

吉川 尚宏
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

2010年代の日本の大問題はこれだ!  2000年代に入り急速に進んだグローバル化と、世界の主要プレイヤーから退場しつつある日本。この先待ち受ける衰退のシナリオとは。そして脱却する道とは。

内容(「BOOK」データベースより)

2010年代の最重要キーワードこのまま日本は衰退するのか?さらなるグローバル化、どんどん進む少子高齢化…激変する環境の中、日本が生き残っていくポイントは、ゲールのルールに積極的にかかわること、ハイブリッド化、そして出島化にある。

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/2/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062880385
  • ISBN-13: 978-4062880381
  • 発売日: 2010/2/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:新書
 仕事の関係で手に取った。著者は元シンクタンクのアナリストだそうだ。

 「日本の携帯電話は極めて高機能だが外国ではちっとも売れない、それはグローバルスタンダードから隔絶した孤立した環境で独自の進化を遂げたからだ、まるでガラパゴス諸島のイグアナのようだ」

 これが最近流行りの「ガラパゴス化」の当初の意味だが、本書ではその比喩を携帯電話だけではなく日本全体に拡張して、現在の日本の停滞を考察しようとしたものだ。本書の定義によるとガラパゴス化とは「日本が独自進化して世界から逆にかけ離れてしまう現象(p4)」である。

 日本企業、日本国、日本国民の3つについて、脱ガラパゴス化のためのアイディアを披露しているが、どうにもすっきりしない。例えば、ガラパゴス化せずグローバル化に成功した事例として柔道を上げている。しかし外国人に受けたらそれは「脱ガラパゴス」なのか。最近は日本食や漫画の人気も高いらしいが、それも「脱ガラパゴス」なのか。日本の漫画家で外国人を意識して書いている人がどれだけいるというのだろう?

 少なくとも文化とビジネスは違う。横割り世界史 (図解雑学)を読んでしみじみ思ったが、人類の歴史は即ち戦争の歴史で、戦争とは即ち「地面」の奪い合いである。そして、言い切ってしまえば、ビジネスとは「戦争」であり「地面の盗り合い」なのである。柔道やマンガが外人に受けるというようなレベルの話では決してない。著者にはこの視点が完全に抜けている。国境は決してなくなりはしない。そして国家は常に自国の繁栄を志向する。大前提はそこだ。

 携帯電話に限らず、政治、経済、産業、教育等々全てにおいて日本に停滞感、閉塞感があるのは事実だが、なんでもかんでも「特殊な進化」で説明しようとするからわけがわからなくなる。「ガラパゴス化」というキーワードを最初に思いついたのは著者のグループだそうだ。はやり言葉の元祖、を強調したいのだろう。しかし著者がいう「ガラパゴス化」の内実はみなそれぞれ異なる。例えばソニエリに関する著者の見解は間違っている。エリクソンはノキアと安値競争になって儲からないから携帯電話を本体から切り離しただけだ。ガラパゴスとはなんの関係もない。

 ガラパゴス、ガラパゴス、と選挙カーのように連呼しなければ、本書に書かれてる日本の状況分析自体は悪くはない。しかし、我田引水というか牽強付会というか、ご飯にもうどんにもそばにもパンにもみんなカレーをかけて食べるようなもので、いいかげん食傷気味である。その点が残念だ。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cecedece VINE™ メンバー
形式:新書
仕事で携帯電話について調べたことがあった。圧倒的に性能では優れた日本の携帯が海外で売れず、日本では見向きもされない「ノキア」製が圧倒的なディファクト・スタンダードであるという事実に、なんともいえない将来への不安がよぎったことがある。「性能がよければ売れるはずだ」という信念のもとに戦後の日本は復興を果たしてきたが、どうもそのような単純な構図では上手くいかないように世界はなってきているようである。日本は「現代のガラパゴス諸島」になってしまうのであろうか?この本にはそうならないための処方箋が書かれてありますが、個人的にはなってしまうような予感がする。今まで製造業で世界を席巻したようにみえるが、日本の島国で作った車や電化製品が売れただけで、製造した「ヒト」は海外旅行ぐらいはしたことがあっても、あくまで島国の日本人にしか過ぎず「国際人」には程遠い状況である。「出島作戦」くらいが可能な選択肢であろうか?
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 ガラパゴス化した流れは、3Gで儲けようと海外進出したが → まだ3Gどころか2Gで相互利用(主にGSM)に投資しており受注できない → 体力なくなって海外から撤退 → 国内の端末販売奨励金に群がることになり、キャリアの言うことを聞けたメーカーが残った → その結果高機能の端末となった ではないでしょうか。
 しかし、カメラ用のCCDデバイス、音楽用のデコーダーIC、それらを実装するためのノイズフィルターなど、このガラパゴス端末の部品進化への貢献は大きいものだと思います。
つまり、端末メーカーだけを見て書いているから、ガラパゴスってなっちゃているのでしょう。
生物では、ガラパゴスの生き物を構成する細胞がグローバル化することはないでしょうが、部品は完成品以上にグローバル化(というか独占に近い寡占)となることが多いです。
 この視点が抜けていると思います。なので星2つです。(2.5としたかったのですが、できなかったので2つです)
 しかし、売れるために本当に良いタイトルを考え付いたという意味では星5つです。メディア界ではとても大切な著者だと思います。
 それにしてもSIMフリー、端末販売奨励金が頼りだったガラパゴス生物を絶やすことにならないか。
 絶えると部品メーカーも徐々に体力がなくなって、すべてがなくなるかも。なんとかしなければ。この意味では著者の思いと一緒だと思います。
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最近のカスタマーレビュー
海外で高く評価されるものは総てガラパゴスである
ガラパゴス、ガラパゴスと鬼の首でも盗ったかのような牽強付会気味である。些かうんざりものである。
端的に言おう。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: つんつんつくば
粗っぽい所もあるけど、発想の展開が良い
成長戦略を考えていて、参考になればと読んでみました。

新書なので、あまり期待していなったので、いい意味で裏切られた。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: あるふぁ123
世界から見た日本とデファクトスタンダード化
最近ガラパゴス化という言葉をよく耳にする。ガラパゴス化が本当に意味すること、負の側面、正の側面を学びたくて購入通読。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: sickboy
ガラパゴス化する日本
日本の製造業がガラパゴス化するということはそれだけ知価価値が高いという証拠である。先進国だけで経済が回っていた環境では日本の製造業が世界のベンチマークになりえたが... 続きを読む
投稿日: 2010/4/22 投稿者: 平和
過保護な日本はグローバル世界を生き残れるのか
日本の製造業が「ガラパゴス化」している、というのは、よく言われており、携帯電話がその代表例である。本書では、日本の企業のガラパゴス化、日本のガラパゴス化、日本人の... 続きを読む
投稿日: 2010/4/18 投稿者: 私撰 綜(しせんそう)
筆者と危機感は共有されるだろうか
別にガラパゴス化でどこが悪いんだろう。
そう思っている人は世の中に多いはずだ。
若者にも,壮年にも。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/3 投稿者: Gori
ガラパゴスでは本当にダメなのだろうか?
タイトルの「ガラパゴス化」とは、別に日本人の顔がだんだん爬
虫類っぽくなってきているということではない。たしかに「あっ、ト... 続きを読む
投稿日: 2010/3/19 投稿者: 倒錯委員長
Two Thumbs Up!!
とかく暗く堅い内容になりがちで難解な書籍が多いテーマですが、企業間のイニシアチブ確保のための戦略を図示を交えたり、スポーツの事例なども踏まえて如何にメッセージを伝... 続きを読む
投稿日: 2010/3/14 投稿者: 溜めすぎの池田さん
脱ガラパゴス化へ
 本書は、非常に丁寧な構成がとられている。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/6 投稿者: 燈台守の卵
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