ビルマ王家の侍女ドリー、インドの孤児ラージクマールのビルマでの運命的な出会いと20年以上たってのインドでの再会。そして、運命的な再会をアレンジするドリーの親友、インド人官僚の妻ウマ。この3者と、その家族、子、孫までが入り交じっての大河ドラマ。最初は、ドリーとラージクマールの恋物語りかと思っていたが、、、。
この本を通じて、ビルマ王家がイギリスに追われ、インドに亡命したこと、そして、最近のアウンサンスーチーさんまでの流れまで、初めて知ったかもしれない。私は、ビルマは、”ビルマの竪琴”に描かれたことくらいしか知らなかった。3人と彼らの家族の生死、生活が、ビルマの現代史を語っている。この本の主役は、”ビルマというか、ミャンマー”そのものだと思う。