先にコミック版で42,43巻を購入したが、文庫で揃えているので文庫も購入。文庫で通して読むと、コミック版よりもテンポ良く読めた。
そんな中で感じたこと。ガラスの仮面の人物は、みんなとてもわかりやすい性格に描かれている。人物の深みがあまり感じられない。そのため、話がわかりやすい。コミック版ではあきらめの悪いストーカーに見えた桜小路も、実はマヤが態度をはっきりせずに期待を持たせている(速水への思いが叶わない分、「やさしい」桜小路にどこか依存している)ため、あきらめがつかないのだと気づいた。これはマヤの質が悪い。さらに自分も役者でありながら、「紅天女」の稽古中に乱入して暴れまくる舞。紫織との婚約を済ませながら、マヤへの思いを捨てきれず、桜小路に嫉妬する速水。なぜかマヤにだけ悪意たっぷりのマスコミ各位。
好感が持てるのが、脇目もふらず役作りに邁進する亜弓さん。まさに役者にふさわしい。彼女を見ていると、マヤに紅天女になって欲しい、と思っていながらも、「いや、もう亜弓さんを勝たせてあげてください」と思ってしまう。何しろマヤはよそ見をしすぎる。こと恋愛感情が絡むと役になれなくなってしまう。これは役者としては致命的な欠陥ではないか・・・・。
続きはコミックの44巻。そして連載は続いている。今後の展開に期待したい。ただ、出来ればドロドロのメロドラマ的展開は勘弁してください。