10,11,12巻と「炎のエチュード」編が連続します。この巻はヘレンケラーのオーディション後半部分と、「奇跡の人」初日の亜弓の演技が描かれています。オーディションの結果ダブルキャストになることが決まったのですが、描き方は例によってとても痛快です。美内さんはほんとにオーディションの描き方がうまいです。
劇中劇として本巻の後半部には亜弓とサリバン役の母親との間で繰り広げられる親子とは思えない真剣で迫力あふれる演技が描かれています。毎回そうですが美内さんの演劇場面の描き方は実際の演劇以上に迫力があります。顔のアップなどマンガの特性を良く生かしているのは見事です。この巻はストーリーの展開でやや冗長さが目立つので★は4個とします。